小説版☪︎Once in a Blue Moon☪︎
ぴよ
第0話《夢の中のお告げ》
それは稀に見る青い光。
2つ目の満月が輝く時。
奇跡が起きる。
あれは多分…夢だったんだと思う。
見知らぬ丘の上の真ん中で。
星もない暗闇の中でふたりの人間が話をしている。
その2人からほんの少しだけ離れて立っている。2人は自分に気づかない…というより見えていない。そんな感じだった。
2人のうち1人は月明かりの元…ピンク色の髪で腰のあたりまで長く毛先が広がらないようにほんの少し結いであった。ピンクの長い髪が強い風になびく。
そしてその子と向かい合う誰か…
その誰かの姿はピンク色の長い髪の女の子に重なりここからでは誰なのか分からない。
風が強く吹き付け二人の会話を聞き取るのがやっとだった。
動いて近づけば聞こえそうだと思ったけれど…何故か近づいてはいけないと思った。
ピンクの髪の女の子が口を開く…
ルナ✩『ねぇ?あの日の事。忘れてしまったの?』
???✩《忘れてない。青い月の奇跡…もう一度ここで…》
あれ?この声…
どうして?夢だから?自分は明らかにここに居るのに…あの女の子と話している相手も自分だなんて…
自分が自分を見ている。
そんな不思議な夢だった。
ルナ✩『みんなで一緒に月をみようって』
???✩《みんなで一緒に奇跡を起こそうって》
ルナ✩『誓ったあの日。』
???✩《でもこんなんじゃ。だめだ。》
ルナ✩『誓ったあの約束までもう時間が無いよ…』
???✩《わかってる…必ず!みんなで見よう!!》
ルナ✩『うん。まってる。約束の青い月の下…』
「ふたつめの満月を超えて…」
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皆さんこんにちわ。ぴよと申します。
今回は☪︎Once in a Blue Moon☪︎を手に取って頂きありがとうございます。ぴよは物語のタイトルと同じ☪︎Once in a Blue Moon☪︎劇団というものを主催しております。そこで役者・声劇台本制作・運営等やっております。
そして今回ひっそりとカクヨムでその声劇台本を小説化しております。
現在物語☪︎Once in a Blue Moon☪︎は音楽投稿録音アプリのnanaで90秒1話でお届けしております。
ご興味あられる方は公式Twitterから聴けますのでよろしかったら覗いて見てください。
次回 プロローグ
お楽しみに!!
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《劇団そして物語のタイトルの由来》
☪︎Once in a Blue Moon☪︎とは…
非常に稀な…という意味を持つ慣用句です。昨年ブルームーンのニュースを耳にされた方もいらっしゃるかもと思いますが…月に1度、月の満ち欠けで満月が訪れます。その満月が月に2度ある…その2度目の満月を非常に稀だとしてブルームーンと呼びます。実際に青く見えるわけではありません。
そんな奇跡的な神秘的な意味合いに惹かれましてこのネーミングにいたしました。
ここまで読んで頂きありがとうございます。更新は不定期ですのでご了承ください。
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