「遼遠小説」を含む小説

物語を生成していく物語。 物語を築き、そして、指で弾き飛ばす。 どの物語も正しく、どの物語も偽物だ。 第二回遼遠小説大賞出品作

昭和40年代、千葉の片田舎、ひとり暮らしの私のもとに一本の電話が掛かってくる。それは兄の訃報を知らせる役所からの一報だった。第二回遼遠小説大賞によせて。

ある春の日、僕と君は公園で夜空を見上げる… 情景などを想像して読んでみてくれると嬉しいです。

　そらね【空音】 　一、実際は鳴っていないのに、聞こえてくるおと。「琴の――」 　二、ニワトリが鳴く時間でもないのに、時を作る声を人がして見せること。「鶏の――／――をはく〔＝う…

近況ノートから脱線していくあれやこれや

タイトル通り第一回遼遠小説大賞の参加記録です。おもに参加のきっかけとか制作過程とか自作解説とかを書いています。

第一回遼遠小説大賞に参加させていただいた『十四歳』に関する覚書です。

今から千と数百年前のこと、古代マヤの大国ティカルを治める《結い目》の王家に、骨肉の争いを繰り広げた兄弟がいた。 兄は、大切なひとを守るために、弟は、誰かが慕ってくれた己の在り方を…

雨の日に私が語る独り言。 ずっと奥まで行くことはない。 静かで平和で幸せな悪夢。 ※自主企画『第一回遼遠小説大賞』参加作品です。

彼らも、そして実のところ、私でさえも、どうして私がそんなお金をもって消えるのか誰も分からない。私は昆虫たちと同じだ。 結婚詐欺師である「私」の話です。

何者でもないわたし、何者にもなれないわたし 第一回遼遠小説大賞参加作品です。

地球の人類が居なくなって幾年。 太陽系の端に作られた地球史発信用人工惑星のアズィールは、今日も自信を瞬かせる事で地球の歴史を発信します。 第一回遼遠小説大賞参加作品です …

山の中腹にある図書館。そこでは猫が本として保存されていた。 そんな場所へ一人の老婆が死んだ友人のために訪れた。

母の発案により夏休みの自由研究で蚕を飼育することになった妹・紗也佳。その手伝いをするよう言われた姉・真由美は進路のことで悩んでいた。母との関係や進路希望に悩む真由美は、自分を蚕に…

第一回遼遠小説大賞出品