「蛙 短編」を含む小説

「俺はお前が好きだ」と、幼馴染が蛙に想い人を重ねて告白していた。それが意地悪な質問だとわかっていたのに、シュールな光景に思わず「本人に直接告白しないの？」と笑ってしまう。私は彼の…

蛙は蛙にしては長い十年の時を生きた。 共に生まれた同胞達はとうに土に帰ってなお、自分が生きている理由はわからない。 考えに考えた末、十年目に初めて蛙は冬を知る。 心底冷たい風が、…

人生を賭けた大勝負に負けてしまった……。 これから俺はどこに連れていかれるのだろうか？

ただ終わらない夢の中に

人間に連れられて、宇宙に行ったアマガエルが宇宙の壮大さを知る話。

「かえるの合唱（または、かえるのうた）」という童謡がありますが、かえるの鳴き声が入る部分にバリエーションがあるのですね。 　作者の馴染み深いのは「クワクワクワクワ　ゲロゲロゲロゲ…

少し不思議で嘘でインチキな世界を思い付いたままに書きます。 だいたいすごくあっさり二分以内で読める程度の量に収めています。 忙しい合間に薬と笑っていただければ幸いです。 社会風刺…

十五夜、長年川を護っていた大蛙が死んだ。夜明けには邪神が主に変わろうと入り込んでくる。川に棲むモノたちは会議を開くが──

　杉の木に巣を巡らせ、他の虫とは異なる生存方法で呑気に生きてきた蜘蛛男爵。しかし、ある夏の日どうにもその生活が回らなくなってしまう。けれども、諦めること無く蜘蛛男爵は自ら行動し、…

子猫のゾラはベッドの中でふくれっ面だった。 「早く寝なさい」と叱ったくせに、ママもパパも起きている。 「大人はずるいよ！」 ぶつぶつと文句を言うゾラの前に現れたのは、カエルのジャ…

自分だけが不幸だと嘆くあなたへ、幸せな人間の不幸な人生を描いた一遍の小説を送ります。 ーー自堕落な生活を送る孝樹は今日も1人で自身の不幸さを思い返し、代わり映えの無い日々を送っ…

井の蛙線沿いに住むＪＫ カオル、隕石と激突して・・・。前回の転生時の約束にて、今回は異世界（モブ小説の世界）に転移させられてしまう。彼女が持つ≪モブの祝福≫とは何か、カオルの運命…

祖父が突然持ってきた蛙の卵。困惑する私と生まれてくる新しい命と別れ、奇想天外で幻のような物語。 ーーーーーーーーーー 続き物に挑戦してみたかったのですが上手くいきませんでした。難…

キリスト教。それは世界でもっとも信者の多い宗教。その教典である旧約聖書と新約聖書の中で語られる説話や言葉を題材にした短編集。 第1話『貝殻の騎士』 　砂漠の国、磨かれた貝殻の如…

私は、三宝寺池に住むカエルである。ただのカエルではない。化け蛙だ。 最近になって公園の近くで工事が始まり、水に不純物が混じるようになったので、引っ越しを考えている。引っ越し先も綺…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。二百九十四。

カクヨムの運営姿勢に納得がいかないので、引っ越すことにしました。詳細は近況ノート（https://kakuyomu.jp/users/kakuyomist/news/168173…

大学一年生の向井洋一は、高校までとまるで異なる生活に戸惑い、憂鬱な日々を送っていた。 ある日、彼の元に社会生活支援用AI〝ラプラス〟が現れる。全ての判断に助言を施してくれるラプラ…

Twitterにて募集したお題で短い作品を書きました。 お題①「蛙」 お題②「五月病」 みなさん、心の準備はよろしいですか？

ふと思いついたままに綴らせていただきました。