「終戦記念」を含む小説

「海美、俺の夢はな、空を飛ぶことやねん」 昔々に、向日葵の横で笑った彼は、今頃何を思っているのだろう。 ────空の上で。

　朝鮮戦争終戦記念日の前日の日記。 （注意）実在の国名等を使用していますが、あくまでフィクションです。

終戦76年目ですね。近頃は肌寒いくらいですが、当時はきっとうだるように暑かったのでしょう。 私の祖父母もそうなのですけれども、戦争を語る方が年々少なくなっています。我々にわかるこ…

昔、日本は戦争をしていました。 何の罪も無い、途方もない数の人々が死んで逝き、幾多の人々の心が、深い悲しみに席巻されていた時代がありました。 もし、あなたが戦時下の時代に生まれ…

私は毎年、毎年、毎年！春先と終戦記念日近くになると嫌になるくらい同じ夢を見る。 「行かないで中佐！」なんてドラマの中のようなセリフを口にして目が覚める。 今の時代、中佐なんて階級…

昔の悲劇に、英霊たちに思いをはせる。

身近な人の戦争体験を書いています。 TVや講演会等で聞いた話は一切入れてませんので、短いお話ですが付き合って下さると嬉しいです。

終戦記念日に。この世界から戦争というものがなくなることを願って。

ひきこもりの主人公は自分の足跡で生活が一変。 足跡の上を通れなくなってしまい旅に出る。 でも、旅に出てもますます生活は追いやられていって……！？ ↓前回の投稿↓ 『拷問式ア…

第二次世界大戦中の昭和20年。 陸軍航空隊の整備兵だった山縣才廣(やまがたとしひろ)は、九州南部の知覧飛行場で戦闘機の整備をしていた。ここを訪れる戦闘機とは、そのほとんどが特攻隊…

８月１０日――終戦記念日。この日、日本はマギユース国を名乗る異世界の軍勢に侵略を受けた。 その為、自衛官である「僕」は当然これに対処する為にとある任務をあたえられるのだが、その任…

一九九五年五月。 モスクワで行われた対独戦勝五十周年パレードの最中、目抜き通りを行進していた旧ソ連時代のＴ‐３４戦車が突如として爆発、炎上。 ロシア政府はこれをテロと判断し捜査を…

「過ちは繰り返しませぬから」 そういう歴史を、きっと我らは習ったのだろう。 ああ、だけれども。 今ならば分かるだろう。 我らの祖国は、だから負けて。 我々も、そうやって敗北の…

数十年の時を越えて、辿り着く真実。 8月15日に公開することにこだわりたかったお話です。

この年、内閣支持率は相次ぐ不祥事、女性スキャンダルで３０パーセントを下回っていた。 一方、野党もこれと言った政策を出せず週刊誌の記事をネタにもっぱら与党の粗探しに終始するばかりで…

トワイライト……それは太陽の光と月の光が同時に照らされる世界。 その時、強く願えば会いたい人に会える奇跡の時間が訪れる。 ６８回目の終戦記念日。 私は毎年、君との約束の場所へ…

異世界でモンスター開業医をやってる主人公。 最近は夏だからかやたら活発になる勇者活動。 迷惑をこうむるのは傷つけられるモンスターだけでなく それを治療するモンスター開業医にまで…

私のもとに大手出版社の三代目おんな社長から、怪しげな原稿依頼があった。社長じきじきに私に会って説明したいというので、ホテルの地階にある中華料理店に出向いた。彼女は、急用のためふた…