「筐体から」を含む小説

「ええ、まあ、ある意味そうと言えるでしょう。カラオケの楽曲を選ぶ際、辞書よりも分厚い本をぺらぺらとめくり、お目当ての曲を探し、そのコードをリモコンに入力するのが一般的です。しかし…

拉致された二人の男女。 そこで命じられたのは、「女神」を創造する競技だった―― 「日本ミステリー文学大賞新人賞」予選通過作

ケイコはいつものようにゲーセンで、Guitar Freaksの筐体で飄々とプレイしている。 こなれた彼女の様子を感心しながらあかねは眺めていた。 「次、なにすんの」 駆け出し…

単なる文章。自分のブログに書いたやつをコピペしただけ。見ない方がいいかもね。

　太陽系において、唯一、光速を越える能力を持つレスキューチームが存在する。 　その名はビューティーファイブ。 　それは、まだ若い美少女５名で構成されているアイドルユニットでも…

閉じ込められている電子生命体の話。ゆるSFです。

　フランセーズ幕府が、民衆へ服装規制を行う世界で、御洒落御免状の発布を求める維新軍が担ぎ上げるのは、緑扇宮ルウ……。ファッションデザイナーとそのフィットモデル（語義はパートナー）…

ゲームセンター… 2D対戦格闘アーケードゲームの 筐体の中でのキャラクタの突然死。 相対するプレイヤーが下した結果ではない。 この謎に論理的決着はつけることができるのか…

　主人公の百合園(ゆりぞの)アキラは中学三年生の少年で、『プリンセス・キングダム』、通称『プリキン』という女児向けアーケードカードゲームの熱狂的なファン。 アキラが十五歳になる…

とあるゲームセンターに設置されている、古いアーケードゲーム筐体。 一九八四年生まれのそのゲーム筐体には、魂が宿っていた。 ――そう、メイドの魂が。 常連客ばかりで暇を持て余す彼…

ある２つの企業間での激しい対立は、ＶＲ操作でロボット同士を闘わせる『筐体闘技』の勝敗を以て決した。 ＡＴＲＡ側の勝利に大きく貢献したのは、筐体名『ＥＮＳ』。製作者も操縦者も不明の…

　去年に増して暑い日が続く夏。田辺レイジが父親から引き継いだゲームセンター・タナベはいつものように閑古鳥が鳴いていた。個人経営のゲームセンターが軒並み閉店しいていく状況のなかで希…

ちょっとレトロゲームで遊んでみたくなる。 ちょっとレトロゲームで語ってみたくなる。 そんな短編をまとめています。 各話独立しておりますので、お好きなモノからどうぞ。 【2011…

　『僕』が帰宅するとそこには、昔見たことのある銀色のミディタイプ筐体。 　その画面に映し出されているゲームは『19XX』。 　ボールのついていないスティックとともに、ある少女との…

一九八六年。 地方都市の進学校に入学した『ぼく』は、乗り込んだ筐体が揺れ動く巨大なビデオゲーム、【スペースハリアー】に出会う。 ビデオゲームが遊べる場所――ゲームセンターと言えば…