「神様と少女」を含む小説

良く言って長閑､悪く言って何もない｡ そんな小さな田舎で､真っ白な自称付喪神の君と真っ黒な普通の僕は出逢った｡ 同い年みたいな言動で何処か抜けている君との､きっと終わることが無…

乙男な一般男子高校生の主人公は、ある日通り魔に遇う。 それどころか、神様らしき少女に「貴方は面白そうだから」 等という不純な理由で異世界転生をさせられる。 しかし、転生した先に…

あらゆる願いを叶える少女の前に今日も小さなお客様がやってきた。 「さあ、願いを言って！」 　ハイネットは手を差し伸べる。 「望みを言って！願いを声に出して！さあ、言葉に命を宿すの…

ヒマワリを半分だけ千切る老婆の、真の目的とは？ この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』のなかの１つです。この短編が気に入った人は是非、↓から…

【設定】 ・葵神社の神、アオイ様…………村神葵 ・美術部員、神様の片想い相手…神楽大翔 ・美術部部長、天才絵師…………南大翔 ・幽霊少女、地縛霊………………五木優奈 ・その他 …

　舞桜中学校に通う３年生の少年少女、星崎空と桜合舞は仲の良い幼馴染同士で、周囲からは恋人半歩手前の関係だと思われている。 　実際問題、空も舞もお互いのことは異性として意識していた…

生きる意味に苦しむ少女の心を解放したのは「カミサマノキマグレ」だった。

月ノ神村に迷い込んだ少女、緋織は、古びた社で一休みしていると、いつの間にか神様扱いされていた。 村の少年、叶衣とともに、神様を演じる中、そこに本物の神様が現れて――

「仕方がない」が口癖の高校生、ユキノ。親から出来損ないと諦められ、学校では面倒ごとを押し付けられる日々を「まあ仕方がないか」でなんとなく送っていた。しかしある日彼女は自らを神と名…

神様は言った。 人間は脆い、と。 人間は病み、藻掻き、自らを癒やすものだ、と。 人間は互いに病み、藻掻き、互いを癒やすものだ、と。

≪ 幸せな物語 / 1 ≫ リンゴを盗んで逃げた少年は結局捕まり殴られる。 母親に売り飛ばされ、売り飛ばされた先から逃げ出し、追手が掛かった少年はどうやって生きていけばいい？ 八…

霊好 お稲荷神社に住んでいる神様。 なんとなーくで神社を自ら作って参拝客にご利益をあげたりしていた。 退屈過ぎて鳥居の上で座って足をぶらぶらさせていたところ、自分を見ることので…

　少女・絢咲 桜（あやさき さくら）は内なる炎に魂を焼かれながら一人谷底で死を迎えた。そのはずだった。桜は見知らぬ部屋で目を覚ました。桜は死なずに三年もの間眠り続けていたのだった…

ノートブックを手に世界を練り歩く。 その少女は神様だった。無知な神様は、たまたま迷い込んだ男の子と旅に出る。男の子を元の居場所に帰えすため。 2人の行先にどうが幸あらんことを。

「君を妻として迎えに来たよ」 仮想明治時代。調香師の春子は見知らぬ洋装の青年・子槻から告げられる。 幼いころ、子槻は『春子を妻として迎えに行く』という約束をしたという。まった…

崇拝する人がいなくなってしまった神様の話です。

　目を覚ますと、僕は知らない神社に立っていた。 　それは眠っている間だけ訪れることができる、自分たちが住んでいた世界とほとんど変わらない異世界だった。 　世界を越えて招かれる人…

過去を何も思い出せない、泡を操る記憶の神様、コハン。 陸地から遠く離れた海上で、あの世へと行く魂の記憶を切り離し、来世へと導く日々を過ごし続けていたが、ある日、初めて生きてる人間…

神様と少女の話。 第二回偽物川小説大賞参加作品、お題は「死」

一度だけ死をなかったことにされた、残りの寿命一年の少女がただ生きるだけのお話。