「眩しい」を含む小説

王女の思いは4年たった今も変わらない。どうしてもあなたじゃなきゃいけなかった。許して欲しいなんて言わない。今からあなたの所へ行きます。

大海原に軍艦が征く、語る必要も無いほど有名な軍艦――大和。 大東亜に散っていった英霊達を祖国へ出迎えるが如く、甲板に硝煙を染みつかせた彼女は航路を走る。 いつしか、その硝煙の臭い…

真っ暗な部屋でふたり、光から逃げ、光を探す話です。 こちらは、2024年度の与野高文化祭にて、与野高文芸部が配布した短編集『山丹花』に収録されている作品です。 作・D（でぃー）

公式企画『短歌の秋』投稿作品。 募集テーマは「赤」でした。

　七夕の日の夜。 　由崎市という田舎町に住んでいる高校一年生の笹川三実（ささかわ　みみ）は、塾の帰り道、河川敷で見かけた眩しい一等星のような少女と言葉を交わした。 　彼女は、クラ…

　店員の気持ちのこもらない言葉を耳に入れながらコンビニを出る。ケーキを買った。誕生日だから。右のポケットに入れたままのスマホは、ただ眩しいだけで、何も伝えてはくれなかった。別に良…

　小中一貫校に通う三波(みなみ)聡美(さとみ)は、生まれつき抜群に耳がいい小学五年生。 　四月の半ば、先生の手伝いでクラブ棟を訪れる。 　そこで聞こえてきたのは……誰かがケンカし…

ワタシは魔王。勇者に討伐されるために存在している。 神様に召喚された勇者といよいよ対決……しようとしたら、いきなり、異世界召喚の魔法陣が発動した！　そして、気がついたらワタシは見…

大学でステンドグラスの講師をしている吸血鬼は、溺れたところを人魚の少女に助けられた。その少女は同じ大学の声楽科で──？ 第七回こむら川小説大賞、お題は「光」でした。

最近気になっている後輩から登山に誘われた。 トレッキングシューズと登山リュックを用意して待ち合わせ場所に向かうと、後輩が眩しい笑顔で手を振っていて、 「先輩！　こっちですよ～！…

　夜空に瞬く星のように、その光は私にとって必要なものだった。いつまでも、いつまでも輝いていてほしくて。翳ってなんてほしくなくて。 　だから────

第七回こむら川小説大賞参加作品です。 お題:「光」ということで光の恋愛小説を書きました。恋愛パートよりF1パートの方が多いですが恋愛小説です。 恋すると相手が光って見えるって言い…

夏休みを利用して、少年は、田舎で農業を営む叔父の家にやってきた。道路に飛び出したひとつのトマトから、この物語は動き出す。 読んで下さる全ての方へ──眩しい夏をお見せいたします…

他人の嘘がわかる少年、村田陽輝（むらた　はるき）。毎日周囲の人間の嘘に触れて生きることに下を向いていた陽輝に話しかける一人の少女、神崎胡桃（かんざき　くるみ）。不器用で下を向いて…

文化祭で一人になりたくて照明係になったとある隠キャの記憶。こんなの日記以下の代物でもないよりは残しておいた方がいい。 気が向けば隠キャの他の黒歴史も見れるかもしれない。

　日向要が住むアパートには、猫目が特徴の美少女が住んでいる。 　その正体は、学校で無類の人気を誇る黒猫姫こと杠葉ひよりである。 　誰にも媚びず凛とした姿が眩しいひよりと、ごくごく…

太陽を反射して光るベル。 開いた窓から風が吹き、夏の薄いスカートがヒラヒラ揺れる。 差し込む光に白いシャツが眩しい。 （少女日常系。夏と感情と。少し部活。）

とある商家の一人娘・リーリヤは呪われてしまった。 「決して幸せになれない呪い」によって、彼女は突如国王の妃に選ばれる。それは人々が憧れる夢のような生活ではなかった。 家族との別離…

この夏、やりたいことは何ですか？ この夏、やり残したことはないですか？ 夏から秋へと変わるとき、落とした忘れものを拾ってくれたのは、笑顔が眩しい女の子でした。 甘酸っぱい忘れ物を…