「戦後昭和」を含む小説

　戦争が終わって数年が経った。家族をみんな失った私、梅本チカ子。あの、広島の爆風を私はくっきりと覚えている。そのおかげで、私は左足を失っているから。 そんな時、私はとある幻想を見…

あなたはひび割れ鏡を持っていますか。 そんなものはすぐに捨ててしまうでしょう。 でも、それをずっと、持たされたとしたら。 ずっと…。 人生は、オヤとルックスで決まる。

(２０２４年、カクヨムコン９に向け改定加筆版『一蓮托生～蓮華の下で結ばれて～』 https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547 を執…

１９８５年に事故死した女性が、３０年の時を経て競走馬として転生した。 しかしその同じ牧場に同じ日に生まれ、同じ厩舎に入厩したのは前世で迷惑をかけ続けられて来た次兄であり……。

【IF歴史ジャンルで過去誰もが挑戦したことのない、まさかの『戦後』が舞台！！！】 主人公は基本、このIF歴史そのものとなります（某日本合○国みたいな雰囲気）。淡々とIF歴史を記…

昭和２０年、特攻隊帰りの青年、羊太郎は弟妹３人の面倒を見ながら生き抜こうとするが……。理想と現実の狭間に押しつぶされる物語。 高校時代、学内文芸誌に発表した作品のリライト。 本作…

　古島知蔵は、古道具屋「古島堂」の店主である。 　大きな戦争が終わった時代……豊かではないけれど町の隅でほそぼそと営んでいた。しかし、理由はわからぬが、古島堂には珍品、ワケアリ品…

モノと人の間には物語がある。物と云ってもわたしたちの近くにあったモノを取り上げた。 「モノで語る戦後史」なるものを、ＦＢで連載した。読者から、「ものは最後ゴミになる。ゴミまで語…

焼野原に闇市のバラックが立ち並ぶ終戦直後の日本。 新たな秩序が創り上げられるまでの空白を埋めたのは、やくざ・極道と呼ばれた若者たちだった。 身一つで故郷の地に帰ってきた復員兵渡瀬…

戦後十年。小さな田舎町に暮らす人々の頭上には、今日もアメリカ軍の戦闘機が飛ぶ。 何度も落ちる戦闘機に、大人は諦観を示し、農地は焼かれる。 中学生の昌子は、それに何かの不安を抱えな…

1952年、日本で初めてのステレオラジオ放送が始まりました。 まだ戦後の影が色濃く、海の向こうでは朝鮮戦争。 そんな時代の、年末も押し迫った12月の出来事です。 ※立体放送につ…