主人公は隣家からサンタが走って来たと思ったわけだ。実際はサンタじゃないんだが、否、サンタよりも望ましい人物。夢の様な展開。
そんな展開には雪の季節が似合う。サンタじゃないので、12月に拘る必要は無い。今が読み頃。今を逃すと、1年もお預けだ。
そう言えば、帰省した岩手出身者が「正月に雪が無い」と言ってた。異常気象の兆しが此処にも…。作中の時代には無かった変化である。
「ながやん」のペンネームに何か引っ掛かり、レビューのバックナンバーを繰ったら、別作「星屑ロボット」を読んでた。
あの作者さんか、納得。でも、この短編の方が小気味良いリズムを刻んでいて、私は好きだな。
短編にはMAX2つが信条ですが、星3つ付けました。