競走馬に転生したら同厩にいたのがあの男だった

@wizard-T

競走馬に転生したら

「既に名前は決めてある、この仔はあいつと一緒に我々を支えてくれる存在になるだろう。新たな始まりと言う訳で、ビーアワスタートだ」


 ずいぶんな持ち上げようだ。やっと四本の足で立ったばかりの存在にそんな評価を下すだなんて、全く人間って奴は勝手な物だ。ああいけない腹が空いた、二度目の母乳だ。ああうまい、実にうまい。




 ほんのちょっと前にあふれていた歓声は、私にかけられた訳ではない。一年あまり狭く苦しい中にいた私の事を何だと思っているのだろうか、まあ八つ当たりした所で何にもならないのだが、何度経験しても慣れる物ではないだろう。


 そして口から入って来る物がある手前、出て行く物がなければならない。棒がびくん、びくんと動き出し、母乳のなれの果てである液体を垂れ流す。するとまた人間たちは手を叩いて喜ぶ。元気の証とか言うが、これでは私はまるで赤ん坊ではないか。まあ実際に赤ん坊なのだから仕方がないが、どうにも座りの悪さは否めない。


 その上に「あいつ」だ。決して大きくもないこの地でふたりほぼ同時に生まれた事自体一種のな偶然であり、そのニュースを聞いた人間がはしゃぎ回る程度には力がある事象なのだろう。神様ってやつは、全くろくなことをしないもんだ。




 あいつの名前はバーニングミー。私と同じように母親の名前の一部を切り取ってそう名付けられたそのサラブレッドは、私と同じように頭に白い模様を持ち、私と同じように太くて長い棒をぶら下げていた。

 違った事と言えば私が鹿毛とよばれるありふれた茶色で、あいつが黒い毛をしている事だけだった。もちろん私たちの他にも仔馬はいたが、城田とか言うあの人間の方針で私たち二人だけが特別扱いされていた。


 その仲間たちの事を、私はなんて呼んだらいいのかわからない。同い年の仲間の中で名前を付けられているのは私たちだけであり、他のみんなは〇〇の〇〇でしかなかった。

 栗毛と言うオレンジ色の毛をしている仔や、葦毛って言う白味がかった毛色をした仔もいる中でありふれた毛色の二人でどうして仲良くしなければいけないのか。


 私たちの運命って奴はすでに定まっている。生まれて来た時から、いやこうして生まれる前から決まっている。競馬場と言う場所に連れて来られ、人間を乗せ、鞭で叩かれ、一番にゴールする事。それが唯一最大の仕事。


 フリーターもいないし、ニートもいない。実にわかりやすい生活だ。


 競争社会である事は人間だって変わらない。私たちの所有者だって競争を勝ち抜いて今の地位を得ている。だが人間の場合はいろんなやり方をもってその競争に挑もうとしている。サラブレッドの場合はそれが競走と言う一種類に限られているだけだ。





 バーニングミーは毎日私に一緒に走ろうと言ってくる。でも私だって走りたくない時もある。走りたい時は走る。


 そんなわがままを抜かせるのも今の内なのだからたまにはのんびりさせてくれてもいいじゃないか。そう思って顔を背けると、だらしなく口をあけて体を寄せて来る。


「何だよ、何遠慮してんだよ?」


 私だって、走る事は嫌いじゃない。むしろ好きなぐらいだ。ただバーニングミーが嫌いなだけだ。


「うーん……」


 いざ一緒に走って見ろと城田にこうやって首を傾げられてしまうのは、一番自分本位で身勝手でわがままな言い方をすればバーニングミーが悪い。一緒に走るとやる気が起きないのだ。単走でやらせると「期待通り」のタイムを出す事ができた時点で、気が付いてしかるべきではあるまいか。それなのに


「気が弱い」

「馬込みは苦手」


 だとか、短絡的にもほどがある。それでバーニングミーの方は逆に単走になると私より走れない。それなのに一人では走れない怖がりとか言う事を言われる訳ではない、ああ腹立たしい。


「やはり親に似ているのかね……」


 母親の違いだって!?私の母もバーニングミーの母も、現役時代には六勝を挙げている馬じゃないか。そんなに違いはないはずだ。


 距離とか、芝とダートとか、活躍した時期とかそういう違いがあるのならばまだわからないでもないが、二人とも三歳春に初勝利を挙げ五歳の半ばに最後の勝利を挙げ同じレースで引退、勝ち鞍は全て芝の2000m±200m。それでどんな違いが生じるって言うのか、教えて欲しい物だ。








 私たちの牧場には、時々競馬とは無関係な人間が来る。いわゆる観光客だ。大切な商品である私たちを傷付けないように、ずいぶん口やかましい書類にサインさせられているらしい。まったくそこまでして見に来ようとは物好きな事だ。


 そんな突然の訪問者を、歓迎する者もいれば歓迎しない者もいる。バーニングミーは前者であり、私はどっちでもなかった。許可を出すのは人間であり、私たちではない。それが金の出所である以上私たちはよほどの事をされなければ笑って過ごすしかないのだ。


「この仔たちが来年にはあんなすごい所を走るの」

「そうとは思えないぐらい可愛いなあ」


 私がいつものように草を食んでいると、バーニングミーは人間の子どもたちの機嫌を取るように軽く鳴いた。私にはまねできないししようとも思わない芸だ、しかし全然うらやましくならない。

 だいたい、競走馬と言う物は喰うか喰われるかの世界であり愛想をよくする事なんてどれだけのプラスになるかわからない。ほらほらやれよと言わんばかりにバーニングミーは私の方を向くが、それより腹が減って仕方がない。


「あの茶色い馬おいしそうに食べてるね」

「僕は黒いお馬さんの鳴き声が好きだなあ」


 人間の姉弟の評価はきれいに別れた。出しゃばってアピールするばかりが能でもない、私たちの運命を左右するのは全て走力なのだ。


 競走馬として生まれたからと言って、全員が競馬場へ行ける訳でもない。私を含む同い年のサラブレッド二十頭のうち、中央競馬に進んだのは十一頭、地方競馬へ行ったのが六頭。それ以外の三頭のうち二頭は、一度も走らない内に繁殖牝馬と言う目的で引退させられる事になった。


 そして残る一頭は、本当にまったく関係ない世界へと送り込まれた。そう、乗馬だ。サラブレッドが競走生活で勝てなくなり乗馬となる事は山とあるが、何もしない内からと言うのはひどい話だ。


 まあ現実的な事を言えば、その馬には先天的に問題があり競走能力を期待できなかった。そうである以上、みじめな敗戦を繰り返させるよりずっとましと言う配慮でありその方が経済的に得でもあるのだろう。そう考えると納得ではあるが、一回ぐらいと言う思いがしない訳でもない――いや、そんな事もないか。







 なんでまた、こいつと一緒なんだろう。なんでも私の母もこいつの母もこの厩舎の、この調教師の先生のおかげで活躍したから同じようにとでも言うのだろうか。まったく、柳の下にドジョウは……とはよく言ったものだ。


「やはり併せ馬になるとどうも走るのを嫌がるんですよ、行け行けってやってもどうも反応が鈍くって……」

「やっぱりそうか坪田、坂路でのタイムはいいのになあ」


 まったく、まだ気が付かないのだろうか。こいつが一緒であるから私はまともに走る気がして来ないのだ。ったく何様のつもりだ、同じ牧場で育ったからって隣に放り込む事はないだろう。

 だから、馬房でも私は逆の方ばかり向いている。誰もいない文字通りの端っこだが、あいつを見ているより数段気が紛れる。



「スターちゃん」


 宮野と言う厩務員だ。私とバーニングミーの世話役の彼により、私はブラッシングされ食事を与えられ大小便の世話もされている。

 まったく至れり尽くせりだが、それもまた私たちが金のなる木だからだろう。城田だって同じだ、相手が私を金にしてくれると判断したからこそ私をこうして一枝とか言う調教師の所に預けたのだ。

 実際に私に関わるのは城田でも一枝でもなくこの宮野や坪田と言う調教助手、それから今後実戦で乗る事になるプロ騎手の方がずっと大きいはずだ。もちろんその計画を組むことを軽く見ているつもりはないが、どうしても遠い存在に思えて来る。


「先生はスターちゃんはきっと大きな所を勝てるって言ってくれてるよ。僕もそう思うから一緒に頑張ろうね」


 何千頭といる内のたった一頭の存在、それが私。まあ何千頭のうち確実に誰かは栄光をつかむ事になるのだろうが、それが誰になるかは全く分からない。

 バーニングミーなどは自分こそがその立場であると意気盛んだが、そんなにうぬぼれていて大丈夫な物だろうか。所詮何の実績もありゃしないただの仔馬、それが私たちの現実の立場だ。少しでも鍛えて行かなければすぐ振り落とされてしまう。

 こんな調子のが隣にいると言うだけで嫌になって来る、ああ宮野聞こえるのならば聞いてくれ、こいつをどこかに追いやってくれ!




 やがて、五月下旬。私たちにとって最大のイベントが訪れた。


 日本ダービー。競馬の祭典でありたずさわる人間として最大の栄誉。一枝先生もこのダービーに一頭の馬を送り込んだらしく、今日は厩舎にいない。十八頭立ての十四番人気だからさほど期待はしていないけれどと言っていたが、そこに駒を進められるだけでも素晴らしい事ではないか。

 ああいう風に走りたいなと思っていると、あのバーニングミーが私に向けてまるで品のない視線を向けて来た。いったい何様のつもりだこやつは、こっちを見るな!


 だいたい、この厩舎からはもう一頭同じ競馬場に向かった三歳馬がいるのだ。そちらはダービーどころかいまだに一勝もできていない。もし今度のレースで勝てなければこれでさようならと言う公算が非常に大きい存在。それでも競馬場からさようならならばいい、下手をすればこの世からさようならになると言う話もある。


 具体的に言えば、人間の胃袋に入りに行くと言う訳だ。自分たちがそうならない保証がどこにあると言うのか、むやみやたらに悲観的になる必要はないにせよそんなにやついた顔をするぐらいなら後先も考えるべきだろうに。昨日だって稽古で坂路を三回も走ったのだ、そうならないために。




 結果、ダービーを走った先輩は人気通りの着順に終わり、一勝もできていなかった先輩は後ろから三番目の着順に終わった。残念ではあるが、精いっぱい走った結果だから仕方があるまいと思っていると、バーニングミーが妙にうれしそうな顔を向けて来た。

 負けたのに笑う奴があるかと吠えてやったら、来年こそは俺たちの手でやってやろうじゃねえかと言う理屈らしい。全く何様のつもりなのか。


 私のタイムは、基本的にバーニングミーより速い。十戦十勝ではないが、単走で走っている限り十戦七勝ぐらいのペースで勝てている。併せ馬だってバーニングミーと一緒でなければそれほど見劣りするつもりはない。本当にただ単に、バーニングミーと一緒に走るのが嫌で嫌で仕方がないだけだ。



 だからついに、実力行使に走ってやることにした。ダービーからちょうどひと月後のある日、併せ馬に連れ出されようとした私はこれまでにない力でハミを嚙んだ。嫌な物を嫌だと言う権利ぐらいは私にもあるはずだ、それを行使して何が悪い。と思った途端に、急に視界がなくなった。


「まだ抵抗していますね」

「普段はそんな事ないんだけどなあ」


 何が調教師だ、何が調教助手だ。こっちは視界を塞がれたぐらいでは収まらないほどに虫の居所が悪いのだ。わかっているのならば早くあのアホをどこかへやってしまえ。レースでなら我慢もするがその必要がないこんな所でまで一緒に走りたくないのだ!


「まあな、三日連続で坂路三本走らせたから疲れてるんだろうな。今日は休ませよう。バーニングミーの方は四歳馬と一緒に併せるんだ」

「ビーアワスタートはどうします」

「この調子だと九月デビューは怪しいかもな……うーんもう少し気性面で調教が必要のようだな、バーニングミーは素直になって来たんだが……」


 ダメだ、全く伝わっていない。言語を解してくれない以上自分の気持ちを伝えると言うのが難しいのはわかってはいたがそれにしてもここまで鈍感でよくもまあ調教師なんか務まるもんだ。

 まあはっきりと言ってしまえば全て私のわがままが悪い以上、逆らう道理も価値もないのだが、それでも損得を越えた好悪の感情ってのは存在することぐらいわからないものだろうか。いい年をしているはずなのにずいぶんとまあ幸せな人生を送って来た物だなとあきらめと同情の気持ちばかりが沸き上がって来る。


 それで精いっぱいの悪意を込めて嫌味ったらしく笑ってやったら

「おおよしよし、そんなに疲れているとは思いもしなかったぞ、悪かった悪かった」

「案外素直な馬なのかもしれませんね、確かに単走だと癖がなくてどんな戦法でもいけそうな感じです」

 この有様だ。これで務まるのだからまったく調教師ってのもいい商売だ。今度人間になったら調教師になってやろう。


 もちろん、そんな事を考えても腹は膨れないし足も速くならない。その後も私はこれまでのように調教と食事と、バーニングミーをむやみやたらに嫌う作業を繰り返しながら三ヶ月ほどの時間を過ごした。


 そして、いよいよその時が来た。


「マイルは短いなと思うけれどこの馬のポテンシャルならば乗り切れるだろう。ダメならば次はもう少し距離を伸ばすだけだ」


 デビュー戦。私の手綱を取る事になる戸柱と言う騎手に顔を撫でられた私の顔は、どうにも明るくならなかった。

 なぜまたあいつと一緒の競馬場なのだ!同じレースを走る訳ではなく、ひと月前にデビュー戦を見事に飾ったあいつがその上のクラスのレースを、私のデビュー戦と同じ競馬場で走ると言う話なのだが、それだけで憂鬱になれる。先を越されたとか言う訳ではないが、とにかく腹立たしくて仕方がない。


 十一頭立ての二番人気。ありがたくはあるが勝たない事には意味はない、それが私たちの役目と言う物だ。勝つためにいろいろ手を考えるのが人間の役目だろう。私の隣の枠の馬は目と鼻の間によくわからない布を巻いているし、大外の枠の馬は一番内枠の馬とは違った中途半端な覆面をつけて目を半分ほど覆い隠している。それも工夫と言う物だろう。私自身は何の工夫もされていない。期待とかではなく、単に必要があるかないか判断された結果での事だ。


 何べんもやって来たゲートの練習。狭苦しいとか言う話も聞くが私はそう思わない、でもいざ入ってみると、狭苦しいと言うより重苦しい。まるであいつが見下ろしているように思えて来る。ええい何のつもりだ、どけ!







 運が良かった。それ以外に勝因などない。


「ゲート内で少し暴れましたがゲートを出ると落ち着いて走ってくれました。指示にも素直に従ってくれるしポテンシャルは高いと思います。」


 戸柱騎手はそう言っているが、もし私がバーニングミーへのあらぬいら立ちを発散させる前にゲートが開いていたら私は負けていただろう。どうも常日頃からあるつもりのあいつへの憎悪と言う代物は時と場合を選ばず急に沸き上がって来るから嫌らしい。


 そしてせっかくの初勝利から得られる快感は、すぐに消え去った。二時間後、私に圧力をかけていた本人は涼しい顔をしてゴールを先頭で駆け抜けた。


 私が一馬身半差を付けたのに、あいつは首差だ。勝ってしまえばどっちでも同じとは言え、これからもっと強い相手に挑む事になると言うのにあんなに浮かれ上がっているなんてあまりにも悠長過ぎはしまいか。


「よくやってくれたよ」


 一枝先生の言葉と手は温かい。そしてその温かい手の主から告げられた言葉は、これまでのどの言葉よりも温かかった。


「次は東京の最終週だ、これを勝てば次はGIが見えて来る。おお喜んでいるのか、やはり賢い馬だな」


 なぜかはわからないが、予感があった。あのバーニングミーは多分違うレースを走るだろうと言う予感。あれがいないと思うだけで心底ホッとする事ができる。




「おっとどうした、先頭の馬が突如外へ大きくふくれたぞ!そしてスタミナが切れたのか急に後退してしまった!」


 これで直線、後方から追い込もうとして来ようとした馬たちは進路を失ってしまった。さらに外に回すか、さもなくばあるかないかわからない隙間を探してそこに持って行くしかない。いずれにせよ大損だ、しかもまったく自分の責任ではない。


 結果として、そんな事をやらかした馬は5着入線しながらペナルティで9着に降着され、騎手は10万円の制裁金と4日間(実質2週間)の騎乗停止処分が下された。

 だが、進路を阻まれた馬には何のお詫びもない。せいぜい進路妨害された馬の中で一番着順が悪い所まで落とされると言う規定に従い9着で入線した馬が繰り上がりで着順を8着にされただけだ。


「しぶとく粘ってくれたのは後につながる。G1でも期待できるが、あの展開で追い込んで来る2着馬は怖い。本番では戦法を変えるかもしれない」

 勝ち馬の騎手のコメントはそれとは思えないほどに弱気だ。一方で

「大林騎手は良く乗ってくれた。これで賞金も獲得できたし次走はG1に行く、今度は枠順次第だが差す競馬を覚えたようなのでたぶん戦法は変えない」

 進路を妨害されながら2着に入った馬の調教師はずいぶんといい調子だ。ああ全く、害意のないであろう妨害と言うやつは実に厄介だ。それによってほぼすべての物の運命が狂わされ、妨害された側はやりきれない気持ちが残るし栄光をつかんだとしても後味の悪さが残る。誰も幸福になれない。


 いや、本当に誰もではないのが厄介な所だ。例えば、進路を阻まれた馬が出た結果勝った馬の馬券を買っていた人間。彼らは馬券の的中すなわち現金の獲得と言う間違いなくプラスの結果を得ている。これは絶対に無視できない現実だ。


 そして何より、あんな真似をされたせいで重賞のタイトルを取り逃したと言うのになんであんなにニコニコしていられるんだろう。一枝先生は本気で頭がおかしいんだろうか。いや顔で笑って心で泣いてなんて格好いい事をしてくれるはずだと思いたい。


 いやそれ以上に何なんだあのバーニングミーのツラは!悔しさが全然ない。まああんなことが起こったんだししょうがねえやなと言わんばかりの有様だ。そしてそのまるで悔しさも危機感もないツラを私はよく知っている。同じ牧場にいた時よりずっと前からだ!ああ胃が痛い!

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