概要
結局、「泥中の蓮」なんて、いつだって夢のまた夢なんだよ。
昭和20年、特攻隊帰りの青年、羊太郎は弟妹3人の面倒を見ながら生き抜こうとするが……。理想と現実の狭間に押しつぶされる物語。
高校時代、学内文芸誌に発表した作品のリライト。
本作の登場人物のその後を描いた作品が長編『一蓮托生』となる。
改稿加筆版『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547を公開中。
高校時代、学内文芸誌に発表した作品のリライト。
本作の登場人物のその後を描いた作品が長編『一蓮托生』となる。
改稿加筆版『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547を公開中。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!尊大にならずにただ生きる
私達は小説を書けばまるでメシアのように語ることができます。
作者の正しさを証明するようにせっせとキャラクターは動きます。ひょっとすると読者も信徒のようになってしまうかも。
この物語は徹底して不自由しています。何も思い通りではありません。奈落の上に架かるおんぼろの橋を幼い家族みんなで渡っていきます。必ず何かをあきらめなければなりません。でも誰もあきらめません。踏み外せば落ちる最中でいきいき自分を持ってケンカまでして、愛らしく生きます。
さて誰が落ちるのでしょうか?誰が生き延びて物語を締めくくるのでしょうか?
これから読む人はぜひこの物語の偉大な理性的生命力とだからこそ胃に残る苦渋を舐め…続きを読む