「平成 青春」を含む小説

俺たちが生まれたのは平成が始まったばかりのころ。 いわゆるミレニアル世代の俺たちの出会いは1996年の春。 ポケベルで愛を育み、コギャルやアムラーが街を闊歩していた騒々しいけどど…

※あらすじにネタバレを含みます。★★★★ 「ぶっちゃけ、性欲を満たせるのであれば、胸の大きさなんてどうでもいい」 　平成37年、日本。 　国会の最中で現職の内閣総理大臣が口に…

2020年、コロナ禍。僕は、たまたま独身のおじさんに「あの頃」の話を聞いたのだった。誰にでも青春時代はあった。それは、この「冴えない」おじさんにも。1999年～2000年が舞台の…

世の中を斜めに見ている中学生の「わたし」と、そんな彼女を見つけた大学生の「お姉さん」。そんなふたりのつかず離れずなかなか触れ合わない百合物語。

その市には、東と西の二つの高校があった。 西高に通う山城泉が、東高の大津悟から「直接会って話したい事がある」の連絡を受けたのは、土曜日。 まだ、学生が携帯電話なんて持ってない頃の…

偶然カフェであった女性は高校の時のクラスメイトだった。それどころか、実は自分と同じ大学に進学していたという。そんなことをこれっぽっちも知らなかった僕に彼女は不機嫌になった。いった…

未来人、AIロボット、魔法少女、ラノベ作家、平成後期の東京と実家。 「噫、現代ファンタジーだ」 遊葉はラノベ作家である。 流行を先読みしてハイファンタジーを書いたらアニメ化…

バブル崩壊後、空前のサッカーブームに沸く平成日本。 何度も阻まれた厚い壁に再び立ち向かう代表戦士たち。 またしても訪れた試練をはじき返したのは就活中の一般学生だった。 世をすねて…

平成二十三年春。 烈しい驟雨の中、小さな廃商店の軒先にたたずむ一人の作家。 故郷の町の思い出は、愛喫の銘柄もろとも消えて行く。 【注意】 ※縦書きを想定して書いているため、一部…

　“バブル崩壊”。戦後――高度経済成長を遂げた日本だが、昭和の終焉と共に栄華は急激に崩壊してしまう。そして新しい時代は平成の世と言われたが、どこか暗いニュースばかり。時代は未だに…

関東では有名なお嬢様学校に入学した可恋と陽稲。 しかし、そこは悪評もあり生徒からは不人気な高校と成り果てていた。 陽稲が安全に過ごせるために改革に乗り出す可恋。 一方、陽稲は可…

時は平成、じゃなくて幕末？！ 神様、この方々はサムライ…でしょうか？ 時代祭の日、夢か現か、現代ではない“京の都”に一人佇んでいた、かれん。 出会ったのは斬り合い真っ只中…

無線が趣味な高二の大空。平成と令和の変わり目であるGWに、奇妙な非常通信をキャッチした。それは、宇宙人が「実験場」としている地球を廃棄するというもので——。 気になる彼女と、地球…

昭和末期に250ccのオフロードバイクで野宿しながら日本一周をする、という私小説です。 恋人、友人や旅の途中で出会った一期一会の人々との出会いと別れ、 青春が感じられる小説にしよ…

　二十代の頃、俵万智さんの影響を受け書き始めた現代短歌。その懐かしい自作プラス、今の私が短歌にまつわるエピソードをつぶやいています。 　夢も恋も全力で追いかけていた、昭和・平成の…

時は20世紀末、東京の片隅で。 少女は踏切脇の骨董品屋で、奇妙な古い一輪挿しを見つけた。その表面にはびっしりと、古い護符が重ねて貼り付けられている。少女は一枚、また一枚と護符を…

各種ファミレス以外なにもない地方都市と、始まってもいないのにいつの間にか終わっていた愛とか青春とか。 たとえば夜中のゲーセンのコインゲーム、誰も話していない車の中、鹿注意の看板…

二〇〇〇年に就職し、平成不況の真っ只中、必死に生きていたひよっこサラリーマンの物語。男には仕事より、大事な何かがある。すけべ心は人生の推進力だ。

　あらすじ 　埼玉県の上尾市にある平成上尾学園 　偏差値も高い進学校だ。 　1年A組のクラス委員4人はその中でも最も優秀な成績を上げた生徒である。 　高橋海斗と田中凛、佐藤千…