「巡る 詩」を含む小説

　過去・現在・未来で紡がれる本格SFミステリー。 　これは希望を求めて始まった絶望を、終わらせるための希望の物語。 　それぞれの時代で主人公たちの前に突如現れる、イヴの名…

四季が巡る 何度も何度も 感覚は変わる

「好きになった女の子は、女の子が好きでした」 憧れを追いかけながらも、そこに上手くなじめない男子高校生、飯田希和。 彼が想いを寄せるものの、女の子にしか「好き」が向かない少女、…

出会いと別れ、めぐるものの詩です。（※重複投稿しています）

　名探偵を志す少女と、それを阻みたい少年――この物語は、そんな二人の攻防を描いたものかもしれないし、あるいは―― 　生徒相互補助会――生徒間の助け合いを促すための組織（部活動…

過去に書いたものです。 ふと思いつきで新しい詩を追加しています。 そういう理由で、書いた日付は前後してたり。

この世に、二つの世界があり。 　それは、現実世界と仮想世界。 　かつては、そんなバカなと思える仮想の世界が、詩になり、絵になり、物語になって、現実世界で堪能されていました。 　今…

夏。 三日前に殺人を犯し、当てもない逃走をつづける“わたし”。 辿り着いた、田舎の無人駅。 閑散とした駅前にある、小さな花屋。店先に佇む黒ずくめの女。 時折挿入される、魔女の…

魔法と精霊の息づく北の国に住む少年、トウコは、祖父と森の側にある小屋で二人暮らしをしている。ある日、森に薪を拾いに出かけたトウコは二人の若者の不思議な戦いを目撃する。その日からト…

–　巡り出会う商い人の馬車に雨が当たりて風が舞う。 得る物は小さな金と成り失う大きな金と成り 街に辿りて出会うは人の懐の金と情け。暖を取る宿でにて仕入れの品に惚れても財布の口は …

「セカイの終わり」を迎えた、あなたのための詩。 あなたが、絶対だと信じて疑わなかった現実は、誰かの見る夢なのかもしれません。そして、その誰かが、目を覚ます日が来るでしょう。「その…

１年前に父を亡くした和世は、幼馴染の由美と、父が好きだった奈良を訪れた。父の恩人と出逢い、奈良の文化遺産を巡るうちに、父の過去に触れる。 若かりし日の父が抱えていた不安、苦しさ、…

時は鎌倉。紀伊の国の奥地には物の怪が棲むという噂があった。 探し回っても辿り着くことはできず、もし辿り着いたとしても、一夜のもてなしを受けて寝て起きれば、人はおろか里そのものが消…

　蓮丘高校に通う二年生の小松香魚、大垣朱夏、白岩くるり、宮野詩は、クラスも違えば性格も違う女子高生。そんな彼女たちの共通点は、毎年、十月の第一週の土日に行われる『夜行遠足』という…

大切な想いや言葉が形となった《迷い言【まいご】》が視える藍川啓人は、数年前の事故で亡くした幼馴染、高森閑香の《迷い言》に出会う。事故の時、助けられず後悔していた啓人は、彼女の本当…

実を結ばない新入部員勧誘にくじけかけていた真雪は、突然目の前に飛び込んできた目力の強い男子に圧倒されて。 三つ編み高二女子とと韋駄天高一男子の駆け巡る恋愛話。 人物紹介：※年齢…

　これは意識と魂の連続性を巡る思考実験的な物語。どこまでも「私」の独り語りで綴る極近未来奇譚。大切な誰かへ捧ぐ、心からの哀悼詩。