「去る」を含む小説

王太子に婚約破棄され、国外追放された侯爵令嬢リリアナ。 飼い猫レオを抱き、鞄に入るだけの荷物を詰めて国を去る。 しかし彼女は嘆くどころか自由を満喫していた。 持ち前の才覚で新…

　ヤンデレ大好きな少年『安心院春人』は、死んでも何かを想う地縛霊こそヤンデレではないか？　と廃墟を探索している時に老朽化して落下してきた屋根から一人の少女を助ける。 　絶世の美少…

最強の魔法師、そう呼ばれていた王子がいた。 名をアルス・ディットランド。 若くしてその名を大陸全土に轟かせた彼の強大な魔法力は、確実にその体を蝕んだ。 齢三十にして彼はこの世を去…

高校2年生の何の特徴もない元橋伸城は、家で古武術を祖父から学んでいるのだが、私生活での使用を禁じられていた。あまりに無敵の力を誇る為だ。不器用な彼は、その力の使い所も使い方も分か…

　僕は残念ながら十六歳という若さでこの世を去ることになった。 　もともと小さいころから身体が弱かったので入院していることが多く、その延長で負担がかかった心臓病の手術に耐えられなか…

主人公はARK TALEというゲームのオタクである。推しを愛し、推しカプを愛する同人書きだ。 ある日主人公は、公式のコンテストに投稿された非公式カップリング作品にブチギレていた所…

　この国は黒雲に閉ざされた、魔法少女が支配する絶望郷。そこで暮らす主人公リツは反乱軍に勧誘される。しかしそれを手ひどく断った途端、敵性魔法少女ファントムがリツを誘拐しようと襲って…

「ドラゴンと爬虫類と恐竜の違いが分かるか？」 「みんなトカゲでは……？」 　のんびり公務員ライフを満喫しようと地方公務員に就職したのにそんな目論見は赴任先がドラゴンパークだったこ…

一世紀以上にわたり、商業的利益を巡って戦争を繰り広げてきた二大強国、ヤーグベルテとアーシュオン。だが、その均衡がある日突然崩れ去る。アーシュオンが手に入れた「超兵器（オーパーツ）…

「井上悠一君……貴方と一緒にいると、辛い。」 僕の好意は重いのだと、数多の女性から言われた。 一流企業に勤めるサラリーマンの僕は、学生時代から女性に困る人生を送る事は無かった。…

"勇者"であることを当然と思い、魔王を倒すのは俺だと言葉にするのがどれだけ危険なのか、こいつはまったく分かっていないんだろうな。 とはいえ、王都を去る時点で俺にできることはなく…

私は伯爵令嬢フィーネ・アドラー。優しい両親と18歳になったら結婚する予定の婚約者がいた。しかし、幸せな生活は両親の突然の死により、もろくも崩れ去る。私の後継者になると言って城に上…

かつての田舎村スルタが、国内屈指の交易都市へと成長する要因になった精強な冒険者ギルド。そこで長年ギルド長を務めてきたヴァルアス・オレアンドルは齢七十五となる老英雄だった。 そん…

　終戦後も戦場の悪夢に囚われたままの追放聖女と戦禍の記憶を消し去りたい銃後の人々の物語。 　僕の婚約者はかつてセプテントリオの妖精姫と呼ばれていた。 　銀糸のような癖のない髪に…

※本作は主人公側登場人物の惨殺、四肢欠損等、通常の過激な暴力、残酷描写より一層ショッキングな内容を含みます。 ※性描写を匂わせる表現はありますが、直接的な性行為やそれに準ずる内容…

公爵令嬢のマリアンヌは婚約者である王太子殿下から婚約解消を言い渡されてしまった。 マリアンヌの義妹リリーと恋仲になったせいで。 父と再婚した義母の連れ子であるリリーは、公爵家の養…

世界最大の力を持つドレーク帝国。 その帝国にある冒険者パーティー中でも、破竹の快進撃を続け、今や魔王を倒すことに最も期待が寄せられると言われる勇者パーティー『光の戦士達』。 そこ…

わたしはブリュレットテーヌ。 ボルドリックス王国ウスディドール王太子殿下の婚約者。 甘いものが大好きなフィスラボルト公爵家の令嬢で金髪隻眼。 家では継母にイジメられていて、幸せだ…

前作「魔法で極める暗殺稼業」の続編です。 異世界転生した井上は、バニシングという自分よりレベルの低いモノを異世界へ消し去る化外魔法を習得した。魔法で異世界へ転生された者は「化外」…