無職の僕でも愛してくれますか?(旧題:相性の良い僕等)
書峰颯@『幼馴染』12月25日3巻発売!
プロローグ
登場人物
井上悠一
24歳 天宮商事に務める会社員。営業を主にし、現在は主任。業界トップのサービス業を展開している企業であり、その支社は全国に及ぶ。悠一はいわゆるイケメンであり、有能な人材の一人だ。仕事を最優先した生き方は、他の追随を許さない。
人に好かれる方法に熟知していて、悠一を好きな人は多分に多い。
だが、嫌われる事には弱い。
自分から去る人間を追いかけたりする事はせず、残る人だけを愛でるところがある。
妹がおり、悠一の二個下。井上みくる。
呼称:香苗さん、佐藤さん、内田先輩
矢桜香苗
24歳 努力家であり楽天家でもある。周囲は可愛いと言うが、本人は長い髪が少し天然パーマでくせっけっぽくなっているのが少々嫌い。ストレートパーマか縮毛矯正をしていたいのだけど、前園の趣味では無かったせいか、ここ数年は何も出来ていない。そして今は無職な為、美容院に行くお金が無い。
お見合いと見た目とお金だけで前園の所に行く決意をしてしまう当たり、貞操観念は低くも無いが高くも無い。両親の事を想ってのお見合いであった為、少しでも良い所があればそれを増幅して臨んだのだが、大失敗だったため、今現在はちょっと奥手。
友人思いであり、友達を大事にしている。貧乏が故にお金を大事にしない人は嫌い。
165センチ、47キロ、87.5のD、55,86 結構大きい胸は自信あったりする。
呼称:唯ちゃん、井上君、冴羽ちゃん
佐藤唯
ワンレングスできちっと固めているほぼ全員の知り合い。彼女が主催のボドゲ同好会は大学から継続しているものであり、参加者は多種多様。出会いを求めている人から、ただ単に遊びの場として参加している人もおり、佐藤的には皆が楽しんでくれればそれでいい。というスタンス。
自己犠牲が多く、周囲を心配しているが、心配される事に弱い。
162センチ。52キロ、80のB、53、80 全体的にこぶり(悪かったな)
呼称:香苗、井上君、冴羽ちゃん
冴羽亞夏羽
黒くて長い髪が自慢のお嬢様系の女性。ワンピース一つも彼女の着こなしならばそれはドレスへと名を変えてしまう。会社は佐藤や井上とは違い、広告代理店に勤める超エリート。日々パソコンとにらめっこしつつ、たまに行われる街頭アンケートでは常に彼女のだけが一番最初に終わる。
170センチ、82.2のC、50、88 モデル体型を維持し、大きすぎる胸は嫌い。
呼称:悠一、佐藤さん、矢桜さん
前園勝也
短髪でツーブロックにしている中年男性。36歳だが、精神年齢は十代のそれと変わらない。見た目は大人、頭脳は子供、これが前園の周囲の評価。だが、リーダーシップは間違いなくある。いなくなってからというもの、香苗の重要性に再度気付き、もう一度チャンスが欲しいと願っている。
香苗のバイト先の店長……一応、
呼称:矢桜さん
内田先輩
豪快で良い人。悠一の五個上のアラサー。新規案件立ち上げの柱として頑張っている。
呼称:井上
第二章
向中野雄介……高校三年生、男子。運動会系の喋り方っす。レストランのバイトをしている内に料理の楽しさに目覚め、今では家でも創作料理をするほどの腕前に。高校を卒業したら料理関係の専門学校に行こうと思っている。
高頭美乃……向中野の同級生。結構なツンデレ。肩くらいの髪でウェイトレス業が天職かなって思うぐらい働きやすい。営業スマイルはぴか一。将来を考えると馬道の様なレストランの経営をしてみたいと思っている。経営学専攻の大学に進学予定。
ラケロ店長、
第三章
青菜姫花……ホットラズベリー十号店副店長。箱舟に進出する店舗の店長にも抜擢される程の営業成績があり、休日返上でお店の為に研究したりと性格はストイックなのだが、かなりの心配性。腰位までの長さの髪は細くしなやかで、彼女がドレスと身にまとうとどこぞやの令嬢に見えなくもない。 24歳、独身、彼氏イナイ歴24年。そんなの人には言えない。
ネタ……香苗が退職してしまった事を知る美乃と向中野だったが、ひょんな事から香苗が退職したのは自分のせいだと知る。自分は悪くない、悪い男と付き合っている香苗が悪いんだと思い込むが、味を覚えたいと言う向中野と一緒にラケロで食事をしている時に、湊店長からあの時の事を知る。そして中島店長へと迫り、美乃は香苗たちの真意を知ることに。
向中野の時と同じ過ちを繰り返してしまった事に気付いた美乃は、関係を取り持ってくれた二人への恩返しがしたいと錯綜するのだが。
ホットラズベリー店長の呼び出しに応じる悠一だったが、いくら説明しても証拠がないと彼女は突っぱねる。そして井上に黙っていても良いがと交換条件を突き付けてくるのだが、それは箱舟プロジェクトにおけるホットラズベリーの永住権の様なもの。それと、自身と井上が男女の関係になる事だと告げられる事に。
とりあえず保留にするも、それに輪をかけて襲ってきたのが支社長を通じて本社法務部からのお達しだった。井上に対する訓告は、顧客への不信感を与えてしまった事への始末書の提出。ただそれだけだったのだが、井上は意気消沈する。
自分が動いた結果、それを潔く受け入れるしかない。
それに、青菜さんの提案は受け入れる事はできない。
結果、井上は香苗にも相談し、ホットラズベリーの店長である青菜の提案を棄却。
内田先輩にも退職願を提出し、身辺整理を始める。
香苗は自分のせいで悠一が苦しんでいると嘆き、冴羽に相談するも、彼女に叱咤される。
泣いてないで動け、救いたいなら愚痴ってる場合じゃないでしょう!
そんな時
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