「八月」を含む小説

二〇二四年八月、みたび、このシーズンが訪れた。 そう「神田カレー街スタンプラリー」の開幕である。 二〇二二年（一二四店）・二〇二三年（一四二店）のシーズンにおいては、 二年連続…

　この世界に残っているのは植物、無生物、元の人口の百万分の一程度の人間。そして地球を覆う“歪み”をよって生み出された魔物が出現する。 　35日以内に歪みを一定以下にしないければ…

高校三年生の八月某日。喉が渇いた為深夜に目が覚め、リビングに置いてあった酒を水と勘違いして飲んでしまった私、茨 峰華は急性アルコール中毒で死んでしまい、目が覚めたら乙女ゲーム「s…

「八年後のこの日、この場所でまた」という約束を当時好きだった「荒野」とした私は、その日を片時たりとも忘れることはなかった。 私はその後進学のために西の方へと引っ越した。荒野もまた…

「お姉さんは、真白海子ですか？」 真白海子は、目が覚めると夜の学校にいた。目の前に現れたなぜか自分の名前を知る子どもに近づくと、子どもは歪な曲がったナイフを手に真白に襲いかかる。…

『浪漫喫茶』で働く女子高生バイトの愛充（あいみ）、麗珠（りず）、英（はなぶさ）の三人。別々の学校に通う彼女らは『浪漫喫茶』で運命的な出会いをする。そんな仲良し三人組は八月一日に夜…

「見るだけ無駄だと」八月の私は言うと思います

皆様ご存知の通り、二〇一〇年八月二十六日に宇宙よりの侵略者アッティラが現れた。その一週間後に〝聖女〟は単身、移動要塞へ乗り込む。そして我が国と侵略者との間に不可侵条約を結んだ。二…

ーー八月中旬、祖父が亡くなった。 これは、私の実体験。 別れが寂しくて、母の苦労が浮かばれなくて、身勝手な人間に憤って泣いた一週間の記録。 不幸ごとは続くというけれど、短…

──拝啓、原一海さま。八月に入り厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は死にました。 佐野深冬から届いたのは遺書だった。彼女は高校のクラスメイトであり元親友。…

　この年、還暦を迎えたことをきっかけに、北川初子は長年の教師生活にピリオドを打った。……それはまた、胸の中に秘めていた、ある生徒とのお別れを意味していた。そして歴史が繰り返される…

2024年8月以降の俳句は、まとめ形式ではなく、一句に1エピソードのエッセイ付きで展開していきたいと思います。思い出のエピソードの他、俳句に纏わるコラムなども添えていきます。 …

　児童養護施設の隣に建つ三階建て一軒家タイプのシェアハウス「ネーブル」。ここに暮らす金子ミサ、荻野茉菜、槙野猛、柄本錦、飯田智秀の男女5人。シェアハウスの名前の由来ともなっている…

小学生の頃、私はとても不思議な体験をした。 八月、家族と祖母の家に訪れていた私は、電車で数駅離れたいとこの家に、すっかり遅くなるまで遊びに行っていた。 慌てて帰路についていた最中…

　自主企画「同題異話・八月号　　沸騰する祭×去らない熱」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093082129684199 に参加していま…

元々31話完結でしたが、追加の仕儀とあいなりました。夏の終わりを謳ってたので、これもまた定めなのか。 一日一話、一話完結！（例外あり） 八月いっぱい、またよろしくお願いします！ …

小学生の僕は、夏休みが終わるのを恐れていた。学校のことを考えるのが嫌で家を飛び出した僕は、中学生くらいの不思議な人と出会う。 クロノヒョウ様お題企画『聴こえないメロディー』参加…

アイハ王国の元国王、ハシント・アリッツは魔族の国の祭りを巡っていた。 十数年前とは違う楽しい雰囲気に彼の心も弾む。 ＊夢月七海様の同題異話八月号「沸騰する祭×去らない熱」参加作…

　僕は綴った。とある小説サイトの『書くと読む』に、レオという名のペンネームで人生初の投稿をした。今年の夏休み、いつもとは違った密度の高い夏休み。そしていつもとは違った僕の彼女。僕…