「僕 あの時」を含む小説

僕は中学生のときに人の未来が見える能力に目覚めた――と思っていた。能力のそれまでのルールとは異なる現象に出会ったあの時までは。その新現象の解釈を受け入れるとなると、それはそれで認…

短編賞創作フェスへ応募するために書き上げた作品。 なんかそれらしいタイトルをつけてますが、新巻が初めて買ったゲームの思い出を語るだけのエッセイです。 某大手ゲーム会社の原点とな…

絵を描くことが好きだった少年——泉梨央（イズミ リオ）は、15歳で病死した。 気づけば一人見知らぬ草原の上。そして、なぜか傍らにはペンとスケッチブックが……。 「夢？　何だかよく…

たまに思う 存在証明の意味を。 友人もいる。家族もいる。別に僕の中では幸せな時間がある。でも、僕以外の他人にとっての頭の中に僕は存在証明出来ているのかと。 たまに思う 生き…

あの時よく聞いていた音楽が街に流れた時、あの時見て涙した映画を久しぶりに見た時、あの時よく行ったゲームセンターの前を通りかかった時、僕は未だに思い出してしまう。 眩しくて、青臭く…

あの日あの時あの場所で，悲劇は起こった。

僕は、煌めいた。 　夢のような時間だった。またそれは一瞬で、儚い。 　夢から覚めて思ってしまったんだ。もう一度あの夢、夢、夢夢夢夢夢夢 薬物中毒者のように幻に囚われた。手足を…

あの時、手を繋いでいたのが悪いと思うんだけどどうだろう。 これも君に言わせれば僕の……。 手は震えて真っ直ぐな線が引けない。定規どこだっけか。

下駄箱に入っていたのは、ラブレターだった。 ある日のこと、僕は思わぬ相手から告白を受ける。その相手は小悪魔系な後輩少女。 「考えさせて」 突然の告白に僕はどうすることも出来ず…

僕は、ストレス等を発散させるため近くの遊歩道を歩いていた。そこである女性が目にとまった。 するとその女性がいきなり倒れてしまい、僕は慌てて救急車をよび、救急隊が到着するのを見届け…

　幼い頃、あの地震の中、 　たまたま、あの場所にいた僕。 　たまたま、津波に連れて行かれそうになっていた名も知らぬ、幼い女の子。 　手を握りしめた。 　運良く助かった…

魔物と人間の戦争時、僕を守ってくれた大切な人… 彼女は霧のように消え、僕の心に風穴を開いた。 その穴を埋めるために、あの時の真実を探す。 魔物の少年と国から追放された王子の冒険…

18時ごろ。 帰宅ラッシュだというのに伽藍堂な、田舎の電車の中。 僕らは出会う。 他校の君に一目惚れして、つい声をかけてしまったあの時。 それから、いつもこの時間には隣同士のシ…

『ぼくはここにいる』 中学生の私が忍び込んだ廃校舎で見つけたイタズラ書き。 日記のような小説のような不思議な文章は校舎のいたる所にあった。 それを探し出して読んだ日々。 そし…

不意に聞こえた声が僕を救ってくれた。

あの日あの時あの人と食べた、今でも忘れられないカレーがある。覚えてるかい？確かに僕には美味しいカレーの時間があったんだ。 懐かしさも悲しさも嬉しさもスパイスになって僕達のこれから…

　Side　南雲　浩一 　あの時まで、僕は何でもない空っぽの僕だった。 　ユーラシア大陸中央部に位置するヴァイスハイト帝国の軍事侵攻。 　日本の自衛隊の敗北。 　そして…

月が見え隠れする。 まるで。 貴方への気持ちのようで。 僕は。 むず痒い想いを。 消したくて。 唇を。 噛むのでした。

年は15、外見はいわゆる異能の代償でコスプレしたみたいな猫耳ショタ。家族はいない。テロリスト集団＆暴力団＜平等な死＞の幹部"裏切り者"メガ。幼児に異常にモテる。それが僕の情報。あ…