「不条理SF」を含む小説

幻想・ファンタジー・不条理寄りの、短編小説集です。 一話完結でサクッと読めます。 ロギカ：ギリシャ語で論理の意 ポエティカ：ギリシャ語で詩作の意

ひょんな切っ掛けで猫を飼ったのだか…

タイムマシンで幸せを手に入れようとする。 弱者を犠牲にして手に入れる。実に強欲である。 夢月七海さまの同題異話・三月号　　彼方なるハッピーエンドに参加させていただきました。…

今よりずっと先の未来。 人の寿命が一律に88歳になるように規格化されていた時代があった。 そのように生まれ、育った一人の老人は死ぬ間際に呟いた。 「――横暴だ」 これは…

地下施設で目を覚ました四人の男女が主人公である。みんな記憶を持たず、四肢が一部欠損している。自分たちが何者なのか、分からないでいる中、自分の存在を確かめるべく、地下施設脱出を試み…

私の自動車に搭載されているAIは、私の言うことをとても良く聞いてくれる。 いや、聞いてくれすぎるのかもしれない。 すべては、貴方のおおせのままに……。 ※この作品は拙ブログ【泣…

おかしくなってしまった人とそれを観察する医師。診る者と診られる者はいつしか見るものと見られるものになり、見ていたはずの者が見られる者になり…。無限の迷宮が夢幻の世界へと誘う。

自分と同じ姿、声を持つ存在が現れ、それが自分よりも有名になっていく様子に危機感を覚える主人公。自分の人生に現れた偽物はしかし、立場を逆転すれば自分の方が偽物になる。逃げ場のない不…

不定期に、実に不定期に、ショートショートないし短編を書いていこうと思います。 一話完結なのでお好きなところからどうぞ。

大学二年の夏休み。寮生活をする主人公・綾瀬史也（アヤセ フミヤ）は地元へ帰ったのだが、快晴の浜辺で不思議な少女に出逢う。 その少女・柊レイナの儚げな出で立ちとは反対に、言動は史也…

遠い未来、接触を避け家に引きこもるようになった人類は、肉体のからを脱ぎ捨て、魂だけを飛翔させるすべを獲得していた。

金字塔が近似塔で、エレベーターがアリゲーター？ 塔が間違えているのか、塔を間違えているのか。 後藤改め誤答まみれの我が塔へようこそ――！ ※この作品はブログ【泣きながら一気に書…

この世のどこかに、なにもかも無料の村があった。 しかし無料とは本当に無料なのか？　結局のところ有料なのではないか？ そんなアプリをダウンロードする際に感じる疑いを具現化。 ※こ…

一家は山中のキャンプ場に行き、そこにあったキャビンに宿泊した。 しかし、その夜、突然ブリザードが吹き荒れた。 1人1人命を落としていく家族たち。 しかし奇怪なことに、家族たちの…

歩行の苦手な彼は、歩行の資格を失い、教習所に入れられた。教官による厳しい訓練。果たして彼は魔のＵターンを越えられるか？

　一話完結型 　２１世紀初頭、体細胞を分化以前の細胞に初期化し多くの細胞に分化できる分化万能性と、増殖を維持できる自己複製能を持つａＰＳ細胞（人工万能性幹細胞）が発見された。こ…

夢をネットにアップロードし共有できるようになった時代。 そんな時に僕もまた夢の中をさまよう。それが悪夢の始まりとは知らずに。

寝てみる夢と、起きて抱く夢――その二つは別物なのか、一緒なのか。 本来別であるはずの両者が重なったとき、人はどうなってゆくのだろう。

カクヨム3周年記念KAC4参加作品。ありとあらゆるワープホールを無視してその間を歩き続ける男がいた――

やがてこの世は、フクロウにまみれた世界になる。 それは極上のユートピアか？　救いようのないディストピアか？ すべてがフクロウですべてがフクロウじゃない、フクロウ至上主義小説。