「バックパッカー」を含む小説

インドのツーリスト。バックパッカーの青年。原始仏教の説法を求め、目指すのはシャンチニケタン。

私がバックパッカーとして中米を旅していた時のお話で、とある国境を陸路で超えようとしたときのことです。

「ネエ……キミハシッテル？　前ニ住ンデイタ人トカ、ココヲ凍ラセタ変異体ノコトトカ」 雪原の真ん中にそびえ立つ西洋の城は、内装も含めてすべてが氷に包まれた。 そこに訪れたのは、顔…

夏期休暇を利用して、一人バルセロナへやってきた日本人バックパッカーのアキラ。 途中、アメリカ人記者のマイクと道連れになり愉快な時をすごすが、やがてカルメン、マリアという美しい姉妹…

彼女と出会ったのはアメリカとメキシコの国境の街――エルパソだった。 日本を遠く離れて、ひとりで海外にくると、なぜか日本の風景を思い出す。 荒野の砂漠と故郷の空。 似ても似つかない…

今や簡単に渡航できなくなった国、ミャンマー。ミャンマーといえば、「アウンサンスーチー」「仏教」「ビルマの竪琴」ぐらいのイメージしかなかった私。たまたま条件が合致して、渡航すること…

「坂春サン……ジェットコースターノ乗リ物ッテ……遊園地ガ廃園ニナッテモ残サレルノ？」 　廃園となった遊園地に、ふたりのバックパッカーが訪れる。 　ひとりは、顔の怖い老人。もう…

女性でも沢木耕太郎のような大胆で乱暴な冒険旅ができるのではないか、と彼の著作「深夜特急」を読んで思ったのが数年前。その後、航空券と少々のお金を握りしめ、荷物を引いて海外へ飛びだし…

「見よう見まねで乗れるようなもんじゃないぞ、自転車は」 複数の島をつなぐ橋たち。 その橋を、ふたりのバックパッカーが自転車で渡る。 ひとりは顔の怖い老人。 もうひとりはローブ…

初めての歩き方　 地球の歩き方を片手に初めてのバックパッカーをする　バックパッカーの本

「私……人間ジャナイヨ？」 　街に観光に来たという、ふたりのバックパッカー。 　ひとりは、顔の怖い老人。もうひとりは、フードを被った少女。 　そんなふたりは、路地裏で傷ついた…

労働力として召喚されたバックパッカーは衛兵を蹴りとばし国民ポイントがなくなったので処分対象となってしまう。 なんとかその場を逃れたバックパッカーは自由に生きるために、仲間とともに…

日本人の若者『僕』は、ある夜ネットで見つけた一枚の画像に魅了され、「この世の楽園か」と呟きすぐにカード決済をした。

「この辺りは既に調べてある。この星が地球そっくりに開発される下準備としてな」 　地球とよく似た惑星の市街地。 　その市街地を歩いていた、バックパッカーである老人と少女は街の近く…

「この時期は冬至って言ってな……ミカンを丸ごと風呂の中に入れるんだ」 森の中でテントを張っていたふたりのバックパッカーは、ミカンの話で盛り上がっていた。 ひとりは顔の怖い老人。…

「……すまないが、ここに避難させてくれないか？　俺たちは旅のものだ」 　吹雪の中、小屋の中に住んでいた女性は突然の来客に玄関の扉を開ける。 　その来客であるふたりのバックパッカ…

海外旅行中の佐倉麻衣は、世界一周中のバックパッカー・瞬に出会う。夢のために世界を周っている瞬に、麻衣は興味を持ち連絡を取り合う。 ときどき公募に応募しますので、非公開にし…

若い時分、バックパッカーとしてチベットを旅していたある夜、誰もいない筈の宿の中庭から響いて来た、足音。 その足音の正体を知るのは、二十年後のことでした。

「……タビアゲハ、おまえはこいつをどう思う？」 　住宅街の坂道で、バックパックを背負った老人は抱えたスイカを仲間に見せていた。 　そのスイカは、先ほど坂を転がり、擁壁に激突して…

二〇〇九年、二十七歳の時に、秋葉原にあるゲストハウスへ四ヶ月滞在したときの旅行記です。 著者の記憶違い、主観が多分に含まれています。また、主に登場人物に関して名前や設定を故意…