「ダーク話」を含む小説

ふと気が付くと、Nはモノクロの世界に棒人間として立っていた

男は描く。あの時の少女の笑顔を。 描いて、描いて、描いて、描き続けた。 そして手に入れたのだ。永遠の少女を。 流血シーンや、グロテスクな描写を含みます。 また差別…

美しいお姫様が言う。アナタこそが、真の勇者です。 どうか我々をお救いください。と 彼は澱んだ瞳で、それを眺めていた。

　世界征服を目前にして、魔王は鬱になってしまった？ 　身内はみんな相談しにくい奴らばかり！　というか鬱の原因しか居ねぇ！ 　そんな時に見つけた通信機能のあるマジックアイテム、そ…

大学の夏休み、私はキャバクラで働いた。 そこで席に着いた、あるお客さんが私に奇妙で奇怪な話をしてくれた。 それは現代の暗黒に満ちた残酷な幻想譚。

　私は死に場所を探しに深夜、森に出かけた。そこで、好みの男性に声をかけられ、恋をした。 　※短編は苦手だけど、私小説ならいけるんじゃね？　と、ぶっちゃけ暗重エッセイをお話にして…

　新しい住処を求めて僻地の湖を訪れた魔術師のフレイシア。彼女はそこで、化け物に襲われている二人の少女を目撃する。 　得意の魔術を駆使して化け物を打ち倒したフレイシアだったが、助け…

本作、短めの小説となります。 主人公の翠(すい)からの視点となっております。 少し暗めで作らせていただきました。 苦手な方はお避けください。

かつて死は恐怖の対象であった。死の４と死の１３はその死に形を作った。恐れぬようにするために。しかしてその死は人によって歪められた。……やがて最後に死の６が生じたのだ。

　二年前、気弱な少年ミナト=ルトラが人々の安全を守る守護契約士になった理由は、幼い時吸血種という怪物に故郷が滅ぼされ、自分を助けてくれた人に憧れたからだった。 　一風変わった先…

私は心を病んで、ひきこもっていた。 私は夕方にコンビニに朝食を買いに行く。 私の後を付ける何者かがいる。 それは私の心の病が見せる幻覚なのか、なんなのか……。

・１話完結　どこからでもお読み頂けます。 ・主人公『マリ』と『飼い猫』以外の登場人物、場所や施設は全て夢の中だけの存在です。 夢日記歴は10年以上。 夢日記小説第２巻、202…

私は伯父さんの別荘の付近にある森で、幼い頃に神隠しにあった少女と再会する。 誰もその少女の事を覚えていない、けれども、私だけがその少女の事を覚えている。

「法に従う者には法の加護を。法に背く者には法の裁きを」 王都グラ・ソノルには人々の平和を守る組織が存在する。 彼らは闇の法衣に身にまとい、聖断の剣を掲げ、聖王と法の名の下に陋劣…

私が日常を過ごしていて、感じたことをもとにお話を書いています。 基本的に１話完結です。

　ブラック企業の営業職として心身ともに摩耗していた一人のサラリーマンは、世界征服を企む悪の秘密組織「ブラックロンド団」に人体改造され、炎を操る怪人「ファイヤースパーク」として生ま…

聖女は戦いを生き延び、そして名を捨て新たな人生を歩む。 名もなき神の犬は、その御名の許に暗躍する。 英雄とともに戦う近衛兵は、新たな戦いへと身を投じる。 戦場へ向かう孫を見…

喧噪渦巻く繁華街、蛇皿市。その街は、常識外と呼ばれる怪物でごった返していた。

【完結しました！これまでお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました（╹◡╹）】 現代最強と謳われた魔法少女、鮮血色の戦乙女・血塗れ桃ちゃん。（クリムゾン・ピーチ） …

人には見えない、聞こえない。世界の理から外れた存在――それを精霊と呼び、声を聞き、視界に入れる。彼らは人間に興味を持ち、だけれども人間は彼らを識らない。そんな世界を旅する占い師の…