この物語の主人公フレイシアは、優秀な魔術師です。
湖の守り神は、北からやってくる魔物を退治し、その代償に生贄を求めています。
フレイシアは守り神を倒し、その代わりに、生贄になるはずだった二人の少女と共に湖近くに居を構えます。
そして、北からやってくる魔物を守り神の代わりに退治しながら生活することになりました。
しかし、北から来る魔物たちが厄介極まりない上、守り神が動かなくなると困る"とある人物"も不穏な動きをし始めます。
この作品には、過去の大戦から未だ暗く影を落としている"生贄"という悪習と、不穏な気配がそこかしこに漂っています。
なのにどこか牧歌的な雰囲気も感じられるのは、丁寧な情景描写と、登場人物たちが自分らしく伸びやかに過ごしているためでしょう。
フレイシアはもちろん、生贄になるはずだった少女たちや魔術道具店の店主も、皆魅力的なキャラクター。
個人的には鳥のケリーが可愛くて好きです^ ^
今後の展開が気になる作品です♪