生け贄制度は終了しました！　～人食いの守り神は倒してしまったので、生け贄の子たちはうちで守って暮らします～

この物語の主人公フレイシアは、優秀な魔術師です。
湖の守り神は、北からやってくる魔物を退治し、その代償に生贄を求めています。
フレイシアは守り神を倒し、その代わりに、生贄になるはずだった二人の少女と共に湖近くに居を構えます。
そして、北からやってくる魔物を守り神の代わりに退治しながら生活することになりました。
しかし、北から来る魔物たちが厄介極まりない上、守り神が動かなくなると困る"とある人物"も不穏な動きをし始めます。

この作品には、過去の大戦から未だ暗く影を落としている"生贄"という悪習と、不穏な気配がそこかしこに漂っています。
なのにどこか牧歌的な雰囲気も感じられるのは、丁寧な情景描…続きを読む

とても細やかな描写で、読んでいると風景が目に浮かんでくるようです。

タイトルにもあるように、生贄にされそうになった少女達を救って、このままのんびりライフを送るのか？　と思いきや、そうはいきません！

この先の展開が楽しみです！

過去にあった大戦の兵器が遺物として残る世界。

こうしたものにリアリティを持たせるため、
綿密に設定が作り込まれています。

そして、その世界を表現するための文章は穏やかで正確。
安心して物語の世界に入り込めます。

戦闘シーンも素晴らしく飽きさせません。
魔法の描写も凝っていて、普通とは一味違います。

子供たちも可愛く描かれ、とにかく盛りだくさんです。

まずは読んで確認してください。