「カクヨムコン短編」を含む小説

　年の瀬の、ノエルの夜、オランジェリーの前のベンチに行き場無くたたずんでいた僕の前の現れたのは、ドゥカティにまたがる魔法使いの少女だった。 　１年の終わりに、短編を１つ。 　恋…

暖炉に火のついていない寒々しい家にひとりきりでいる少女、モニカは寒さに震えながらも、この冬で一番寒い今日の日に、たったひとつの希望を持っていた。 うんと寒い雪の日には、雲の上に浮…

妖精の押しつけ祝福のおかげで、氷の王女との異名を持つ美少女婚約者アリーシェの心の声が聞こえるようになったガイ。 『ああ、ガイ様ったら今日もとっても素敵……。あの胸筋に飛び込みた…

パリの蚤の市（ブロカント）にはさまざまなアンティークや古道具が並んでいます。 売れない画家のイーゼル。 恋をしたコーヒーミル。 作家の書斎机。 フランス人形の記憶。 閉店する店…

ここは空の上の女神の国。雲の管理をする部署の見習い天使メルティは、大天使カミエルの思いつきで始まった雪祭りならぬ雲祭りに全力で挑むが…… 不器用な見習い天使は自主練を厭わない …

ある日僕は忘れられない景色を見る。 ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

短編創作フェスお題：「雪」　過去に「渡る」テストにわくわくしてる月果は、またしても突然の反応で雪の降るビル街へと跳んでしまう。 タイムマシン博物館 https://kakuyo…

普段は小説ばかり書いていますが、たまには事実に基づいたわたしの話もしてみたい。 きちんとオチもつけてますので、ふふっと笑っていただけたら嬉しいです。 また、面白いと思っていただ…

こちらは『あーさんのダンジョン飯配信～おっさんサラリーマンの週末の楽しみ～』のサブストーリーです。 ↓↓↓　本編はこちらから！　↓↓↓ https://kakuyomu.jp/…

龘——とう。龍の行くさま。 黒龍、濕灕靇のもとで暮らす薬師にして龍呪毉見習いの瑛嶺。 二人のもとに、蜿蟤籠呪を患い死を待つばかりの女童、絢琉が龍歸奔として献上される。 瑛嶺…

低身長でつま先立ちをしないといけない現実に苦労する明野 梨沙。夏祭りの日に好きな人も含めたクラスメイトと一緒に遊びにいったのだが…。

船形泉子は女子高生である。 彼女には一つの目標がある。 「怪談師にわたしはなる！」 そんなちょっとだけ怖い話シリーズ。 第三回『つま先』 創作フェス向け連作短編です。

カクヨムコン短編お題【つま先】 島田聡と安藤茜はクラスメイトとして高校生活を過ごしてきた。 卒業まであと少し…。 もっと彼と親しくなりたい。 茜の恋心はどうなるのだろうか。

　私は同じ夢を見ることがある。 　そこは雪の積もる森の中、そこにある小屋の中に彼女がいる。 　美しい彼女。 　私は彼女と会うのを、話すのを楽しみにしている。 …

お題：「つま先」 勝手に反応して過去に跳んでしまわないよう、反応するアイテムを確認する佐伯。原因は月果のセーラー服にありそうと突き止める。月果は佐伯と対等に話をしている（ように見…

『私』は出張ホストのルイ君と逢瀬を重ねている。家に帰ればモラハラ気質の夫がいる。 ある日、実家の愛犬のコロが死んだと連絡があった。私はすぐに帰省したかったのだが──。 ＊この作…

――あなたの青春の色は、何色をしていますか？ 「普通」の人生を送り、努力しても全てがゼロになってしまう。そんな日常。それなのに、努力する必要などあるか？ しない…

カクヨムコン短編　お題「雪」 お題を見て、思いついた場面を、短編にしてみました。 静かな雪の夜の音と、ひと息つけるような、愛にはまだ満たない仄かな恋の物語を感じて頂ければ幸いで…

――「悠には『忘れられないもの』ってある？」 大学生の悠（ゆう）が出会ったのは、雨の日にだけ現れる少女・夏南（かな）。 彼女は明るくて、無邪気で、どこにでもいそうな普通の女の子…

大風邪を引いた中道華奈(なかみちかな)は自宅のアパートで休んでいた。 そこにやってきたのは幼なじみの南蒼空(みなみそら)だった。 お粥を食べたい華奈だったが、蒼空はキムチを食べさ…