「おも」を含む小説

部員の根之尾 鵙太（ねのおもずた）によるやや長めの短篇、あるいは短めの中篇です。

怪人はヒーローと戦うはずであった。闇魔法少女は街の公園に喚び出されるはずであった。用心棒は賭場の酔客をあしらうはずであった。超能力者の少年は仲間の仇を取った直後に、女給は名探偵と…

ティータイムを脅かすその話題。

　私と未来（みく）ちゃんは中学生女子。私たちは去年の二月から恋人として付き合っている。その未来ちゃんが放課後の教室で、プリキュアに付いて語りだした…… 　去年の二月に書いた、『そ…

奥様は波留のおまけの話です。 いや伏線を拾い忘れたという訳でなくて、いやその、 本編も読んでいただけると大変うれしいです。

亡くなった祖母の好物はうどんでした。 某サイトで年末に行われたうどんイベントに投稿したエッセイですが、思い出深いのでこちらにも。 別サイトにも重複投稿中

海に浮かぶ小さな一つの島。 中央の都市からはもちろん、周囲の都市からもそこそこ距離はある。 その島へ隠遁の賢者を探しているという一人の青年・シオンが立ち寄った。 島の入り口にいた…

別サイトさんのイベントを挑戦中です。第4週目作品。 十八歳の根津沙良は未だ幼い頃のトラウマを引きずっていた… 沙良の心の傷とは一体？ そして、祖母とのセピア色の思い出が蘇る。 …

やすおが行方不明になってから三か月。 事件や事故に巻き込まれたのか、それとも失踪なのか、手掛かりもないまま時間だけが過ぎていった。 やすおの妻、としえ（36）は行方不明になっ…

王国騎士団に所属するアンドロフは国王補佐のフンドと共に、王命を受けた。 内容は、先月亡くなった王妃の幽霊が王宮に現れるらしい……との噂についての調査だ。 見えないものの調査に行き…

季節の片隅はまだ寒く——

上海租界の片隅にある怪しげな事務所。そこは死者の亡骸に魂を戻して事件を解決する「招魂探偵」謝霊が営む探偵事務所だった。 イギリス人商人モリソンの使用人として働く張慧明は、主人の…

昔の日記サイトで別のペンネームで書いていたものから。残しておきたいものを少し校正したり再構成しながら、抜き出して再掲していきたいと思います。敢えて時系列はバラバラです。年齢なども…

この世界は神仙の住む「天界」、魑魅魍魎の住まう「地界」、人間たちの暮らす「人界」の三界に分けられ、それぞれが微妙な均衡でもって繋がっている。 あるとき、天界の神から五振りの宝剣…

小説初心者が書いたので場面の展開が雑です ご了承下さい とある男の恋と陰謀渦巻く大波乱が混ざった シリアスな冒険恋物語です

　私は中学一年生。幼馴染のクラスメートである未来（みく）ちゃんは背が小さくて、いつも私の後を付いて歩く子だった。そんな彼女は発明オタクで、「必要なのは重さよ！」と、教室で私に語り…

十二年に一回開かれる、天下一を決める武術大会「龍虎比武杯」。 一か月後に迫った大会に向けて、道士の韓凌白は仲間とともに、長らく仮死状態だった前回大会の覇者・岳伯都を目覚めさせる…

船を待つ暇な時間、SNSのトレンドに上がった文字列に思わず目を奪われてしまった。 『トロピカル因習アイランド』とは一体……？

　『この夜を越えて　君に会いに行く』 　流れ星が降り注ぐ　太陽が歌い月が描く 　街はいつも残酷で　それでも願いは流れてる 　拝み憧る媚びる感情を　憎み妬んでいたけれど　 …