「あやかし(？) グルメ」を含む小説

大正の世の東京。浅草でその日暮らしをしていた少女・花墨（かすみ）は、高等学校に通う悧月（りつき）という男と知り合った。二人は数年後、カフエーの女給と、駆け出しの作家として再会する…

【あやかし喫茶】は不思議な縁を結ぶ。――そんな噂が広がり始めたのは、綻びつつある縁で結ばれた姉弟の再会が物語のような話だったからだろう。九十五歳になった姉、山田美香子は人間。九十…

★ 恋するスパイスカレー短編小説コンテスト【優秀賞】受賞、ありがとうございました ★ 高校を卒業してすぐ意地悪な継母から家を追い出された小春。大嫌いな婚約者との政略結婚しか…

　――此処はかつての讃岐の国。そこに、古くから信仰の地として人々を見守って来た場所がある。 　弘法大師が開いた真言密教の五大色にちなみ、青黄赤白黒の名を冠した五峰の山々。その一つ…

現代の日本には、人間と共存を望んだ妖怪の血を受け継ぐ『妖族』という種族がいる。 妖の血を持つ者はみな金色の目を持っており、それぞれの種族の特性を引き継いでいた。 桜庭市は、そんな…

ひょんなことから半人半鬼となった少女と、その保護者達によるレトログルメと怪奇譚と冒険探索の日々。 パラレル大正物語です。時代考証など間違っているところが多々あるかと思いますが、「…

澄村止水(すみむらしすい)は小学五年生の女の子でコンビニのオーナーの娘。ある日、父の店のイートインスペースで飲食していると、壁に黒い穴があるのを見つめる。それはあやかしの世界と通…

両親を早くに亡くし、その経験から医師を目指した研修医・榛名千昭。 彼の唯一の楽しみは真夜中にコンビニスイーツを食べることだった。 目標としていた医師にはなれたものの連日残業、連…

水乃町のパン屋『ルーブル』。 そこがあたし、水城桜乃(みずき　さくの)のお家。 あたしの……大事な場所。 お父さんお母さんが、頑張ってパンを作って。たくさんのお客さん達に売…

人間であれば、誰もが憑く『九十九(つくも)』が存在していない街の少女・黄恋花(こう　れんか)。いつも哀れな扱いをされている彼女は、九十九がいない代わりに『先読み』という特殊な能力…

北鎌倉の古めかしい洋館に住む4人姉妹の物語。 鎌倉妖怪の血筋の母親と京都陰陽師の父とのハイブリット姉妹である。 　複雑な血統の姉妹がそれぞれの受け継いだ能力を受入れ葛藤し、夢に近…

孤独と不安の中で、神主の跡を継いだ三摩カオリ。 そんな時、カフェの店主であるミナコと出会う。 「うちはね、おまかせメニューしかないんです。」 心温まる食事と不思議な出来事の数々。…

　浅草のとある場所に存在する"ばー:Oumagatoki"。 　そこには普通な様で普通じゃない店員にお客さんでごった返していた。 　ひょんな事からこのバーで働く事になったこの私"…

母親に結婚をせっつかれている主人公、真琴。 一人前の料理人になるべく、天王寺の割烹で修行している。 ある日また母親にうるさく言われ、たわむれに観音さまに良縁を願うと、それがきっか…

坂梨渚沙（さかなしなぎさ）は父方の祖母の跡を継ぎ、大阪市南部のあびこで「たこ焼き屋　さかなし」を営んでいる。 そんな渚沙には同居人がいた。カピバラのあやかし、竹子である。 堺市の…

あやかし探してます！ 木乃香は、姪の花奈（狸）のあやかし修業のため、花奈の師匠となる黒狐を探している。 「その黒狐師匠は、不良で、乱暴者で、凶悪で素行不要で、どうしようもない…

職を失い、地元の神戸に戻ってきた初穂。就活に嫌気が差して逃げ込んだカフェのコーヒーの味に惚れ込んだ彼女は、店長の四月一日を根負けさせる形でその店の店員の座をゲットする。 しかしそ…

帝都で母親と定食屋を営んでいた多恵は、 母を亡くした後、謎の火事に見舞われる。 火元の店だと人々から責められ、絶体絶 命のそのとき、多恵はりりしい軍服姿の青年に救われる。 彼は鷹…

味覚のないため、両親から嫌われ、妻に浮気された男・政は祖父が亡くなり、その遺品を整理するために四国にある愛媛県松山へとやってきた。 【お前がいいとさ】と残された手紙 たどり着いた…

「モフモフ野郎と俺の朝ごはん」の過去のお話だったり、その後のお話だったり、ifストーリーだったり…をアップする予定。 BLっぽいお話もありますが、基本ブロマンスです。