あやしの君 かなしの恋　無愛想な私の、恋と勇気の彩り弁当

社会人４年目の岩田果奈は、淡々とした態度と仕事ぶりから『無愛想クイーン』の呼び名を賜っている。
その表情が緩むのは、趣味の料理と美味しいものの前でだけ……のはずだった。

日課の手作り弁当をきっかけに、社内外の有名人である上司の鬼嶋に「うちで食事を作ってくれませんか？」と奇妙な依頼をされるが、その理由は、彼らが現代社会に生きる『人間ではない』もの——『あやし』だからだった。

臨時まかない係になった無愛想な社会人女子と
愛想の良すぎる人外男子の
ちょっと不思議で美味しいラブストーリー。