「くれ」を含む小説

芦田火木（あしだかもく）、37歳の不動産会社経営者。ある日、不動産アプリ『ラクラク持家』で、18歳の女子高生、雪乃灯里（ゆきのあかり）からの珍しい依頼を目にする。予算わずか10万…

　新しい家に引っ越してから、私は悪霊のようなものからさんざん嫌がらせを受けていた。ある日、その気配がすごく強くなって、彼女は思わず家を飛び出した。公園のベンチに座って１人で震えて…

じゃんけんの神様がいる村に生まれた俺。 右腕には、愛し子の証明の印があった。 しかし、神はいつもニヤニヤとふざけた笑みで『じゃんけんしよう♡』と現れ、俺を不幸に落としていく。 全…

俺には三分以内にやらなければならないことがあった。それは、如何なる偉大な漫画家でも小説家でも、誰しも逃れる事の能わないもの……確定申告である！！！ しかし同時にそれを阻むものが…

悪いけど説明する時間がないから、読んでくれ。

飲み屋街の路地裏で見かけた一枚の木の扉。 扉に下げられた板にはこう書いてあった。 【異世界への扉】 扉の向こうには何がある？ 　 拙作『間に合ってくれ！』の作中に出した架空のタイ…

他サイトでは17万PVを獲得してる純愛ハピエンBLです！ ●第一章　橋本那央の片想い 大学生になった橋本那央（はしもとなお）は、『アンプデモア』というカフェレストランでウエイター…

「怖い映画を観たら一緒に夜を過ごそう」　番外編 　おおよそ真面目な女子大生であるカヌキさんは、無類のホラー映画好き。そんなカヌキさんは、大人っぽいけれどちょっとばかしワガママなミ…

目が覚めた時、俺は知らない場所で奇妙な奴らに囲まれていた。日本語は通じない。なぜか相手の言葉は分かるが、内容は要領を得ない。何言ってるんだろうこいつら。 これから俺はどうしたら。…

カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024 一回目「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」 タイムリープする機会を３分間得ることができ…

両目をとじて。 私は漂っていた。 白い。 何処までも白い。 空間の中で。 そう。 それは。 温かい。 海のようで。 私を。 幸せに。 漂わせてくれたのです。

昔々、俊英という名前の偉いお坊さんが四国の伊予の国を旅しておった。俊英が河辺村というところにたどり着いたときじゃ。村長が俊英の泊まっている宿にやってきて、牛鬼を退治してくれと言う…

森の奥で知人の依頼をこなしながら暮らしている青年のゼノ。 いつものように近くの街へ降りようと森を歩いていると、道中でボロボロになった少女を見つけた。 言葉も喋れず、虐待を受けても…

〖KAC20241〗理世はその電車に乗らなければならなかった。ところが改札前でヒールの踵が折れて、乗り遅れてしまう。滑って擦りむいた傷だらけの理世を助けてくれたのは仁科という青年…

重要なのは何を壊したいのかということだ。 君の通う学校の教室を生徒まるごと壊したいと願っているか？ 毎朝自宅の玄関で頭を抱えるような職場を壊したいと願っているか？ 一度でも君に頭…

コレはよくあるありきたりなお話 突然勇者召喚に巻き込まれたせいで国は何もしてくれずに追い出され、やることが無いから適当に旅をして一人を楽しむだけのお話

「申し訳ございません……」 ――謝る魔法使いには、いったいどんな事情があるというのだろう。 ある日の朝、庭に落ちていた手紙を拾った王女様は手紙の呪いにかけられて、人形の姿になっ…