「言いたいだけ」を含む小説

　一年の終わりが見えてきた、ある日の放課後。僕は二度、見知った背中を見つけて声をかけた。一度目は言いたいことを言うために、二度目はその頼りなさを放っておけなくて。 　そして僕は、…

「僕と契約して、魔法少女になってよ！」 クリスマス・イヴに夜更かしをしていた、リンちゃんの元に現れた不思議生物は、どこかで聞いたようなセリフを言いました。 でも、リンちゃんのな…

「先輩。ひとつ言い忘れてましたけど……私負けたことないんで。」 「……上等。」 ———————————————— 「大丈夫です先輩。私に任せてください。」 「私が先輩の心…

厳禁を持ち歩かない主人公が厳禁を手に入れたとき、 お金がしゃべりはじめたらそんなの幸せすぎる！ しだいにお金を使うことに抵抗が出始めて……！？ ↓前回の投稿↓ 『ギルドの情…

これは寿命を告げられた一人のごく普通の少年が小説家になる話。 これ以上は言いません。とにかく読んでみてください。

富士樹海の清掃ボランティアに参加した大学生の石鎚と木崎は奥地の洞窟前で銀髪の少女――イリアを保護した。 二人は大人たちに言い包められる形で少女の面倒を見ることになったが、石鎚…

すべての犯行の手口を暴いたとき、犯人の独白がはじまる。 けれど聞いているうちに犯人に共感してしまい…… あくまで推理だから、この子が犯人とは言い切れないわ！！ ↓前回の投稿…

この世界には、普通の人間には見えない『テクスチャ』というものが存在している。 場に定着してしまうと人間の精神に悪影響を及ぼすそれを見つけ、すばやく回収する。それを生業としているの…

　バカな子ほど可愛いというが、アレは理解力のない純粋なバカを可愛いと言っているのではなく『理解力はあるのに見ないフリ知らないフリをして従順でいようとするバカ』を可愛いと言っている…

こんにちは、地方在住の会社員「高原了大」と申します。 突然ではありますが、最近、非常に興味深いものを近所の裏路地にて入手致しました。 名称は「ミアビーノ」と言い、虫籠程度のガ…

潜入捜査官である山崎晶（やまざきあきら）は、船舶代理店の営業として生活をしていた。営業と言いながらも、愛想を振りまく事が苦手で、未だエス（情報提供者）の数が少なかった。 　ある…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330667423055078 　恋愛という…

～あらすじ～ 　西暦２０１８年２月２５日、物臭な僕の愛猫が亡くなった。 　物臭な僕は愛猫のために泣いてやれなかった。 　これは涙を流すことすら疎む僕が残した、愛猫への随筆である。…

　「忘れ去られる、そんなことを強いられるくらいなら」 　「いっそのこと、最初から独りでいたかった」 　他人の目を極度に恐れ、社交不安障害（対人恐怖症）と診断された少女・凛は、…

桃子はむりやり探偵部に入れられた。 そんな得体の知れない部活になど入りたくない……。 抵抗する桃子だったが、なだめすかされ、ずるずると探偵部員を続けることに。 箱に入れた弾むボー…

菅原十人さま主催の「100文字で小説を書きませんか」 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054888168750 用に書き下ろした作品…

突然異世界に転移してしまった主人公。気が付けば誰も居ない暗闇に一人きり。だが落ち着け！パニックになりそうな自分を鎮めてみても事態はちっとも好転しない。 だって、俺、記憶がない。 …

　時は霜月下旬。所は、俺と、その友人である胡散臭い伊達メガネ野郎が暮らす、シェアハウスの手狭なリビングダイニング。 そして論旨は「霜月下旬、ツリーを出すか炬燵を出すか」──。 …

あらすじなどない。 たった数行で表せるのならそもそもこんなもの書いていないのだ。

文芸部員の佐藤秋良、渋谷勇市、三苫和人、影山早代子は最近、担当を決めて合作の小説を書いている。 「雪夜」という特殊能力を持った少女が、法から逃れて隠れた殺人犯を裁くというダークフ…