「鬼」を含む小説

天国で営業していた薬屋の茜は、ある日から地獄にも出張を始めます。 沢山の薬を売る中で、とある小鬼と出会い、ささやかな交流を続けていくことに。

幼い頃、"鬼"に家族を奪われた傭兵・衛実は、13年の時を経て再び"鬼"と出会う。その"鬼"は、人々の営みに興味を抱く年端もいかない少女であった……。 人と鬼、本来交わることない…

突如として人類に超人的異能力を扱う者が現れて早何百年。 少数ながらも異能力者が存在する世界で日本列島の中心とされる大東京国(ﾀﾞｲﾄｳｷｮｳｺｸ)にて〝 鬼〟に攫われる事件が起こ…

ざあざあと雨が降る中、わたしは駅のホームで小説を読んでいた。 わたしの名前と纏う制服が、わたしが学生であることを強固に証してくれる。 「本当に？」 黒い狐面の青年が、そう問い…

「アルファポリス」と「小説家になろう」にも投稿しています。 婚約破棄された女性が復讐する、スカッとする短編集です。 第1章：婚約者の王太子から長年理不尽に扱われついに婚約破棄され…

祖父曰く。 この世の不思議なことなんざ、99.9%は科学的に証明できる。 ─しかし、0.1%は本物の怪異だ。

私は鬼だ。それはどうしようもなく変えられない事実だ。 どうしようもなくどこかへと飛び立ちたくて、それでも想像の羽根を広げるだけに留まり続けた、 中学二年生のあの日。 私の人生は大…

ヒルコは神である。赤子を救う神。 彼は職務に従い赤子を救う。 今も昔もたくさんいる鬼ども退治して、赤子を救う。 他の神の力を借りて、偶には鬼の力も借りて。 馬鹿どものせいで忙殺さ…

　親を亡くした女子高生・紺野美瑚は、瀬戸内の島に住む謎の青年・琴吹洋平に引き取られることとなる。次第に心を通わせていく二人だが、琴吹は島民に「鬼」と気味悪がられていると知り－－。…

天には満月、時刻は12時。さてさて、今日も処刑の時間さぁ！今日のボクはチョコレートドリンクの気分でね。頸動脈を切った後に、その血を集めて混ぜようかなと思ってるんだ。君を横に寝かせ…

人の魂を喰らい糧とする生き物――鬼。 自らの欲のために守るべき魂を鬼へと売り渡す堕落した僧――魂売師(たまうりし)。 互いの利害が一致した鬼と魂売師は手を組み、次第にその数を増…

「正義の殺人鬼」「現代の必殺仕事人」として、権力者に虐げられた者の逆襲者となり殺人代行業を行っていたジョーカーは、異世界へ転移する。そこで心優しき悪魔レクイチェルに、残酷なる神を…

サークルの昨年度春部誌の一部を、この度期間限定公開させていただくことになりました。 4月28日より順次公開していきます。 どれから読んでいただいても構いません。 たくさんの方に…

自主企画『森からの脱出』に参加させていただいた作品です。 ※7/3「入り口」を書いていなかったので、加筆修正しました。

　若葉町には英雄がいる。江戸時代ごろ、鬼が出没し、人々を襲った。村が滅亡の危機に瀕したとき、一人の男が木刀を手に立ち向かい、民を守ったという。この物語は高校の教室で話題にされるが…

どんぶらこ、どんぶらこ。桃は川に流されて どんぶらこ、どんぶらこ。桃は海に流されて どんぶらこ、どんぶらこ。桃の辿り着く先は

　稀代の天才魔術師、ロイ・グラベル。騎士の中の騎士、史上最強の男アルフレート・ベルフェクト・ビルドゥ。伝承に謡われる正体不明の化け物、”光ヲ喰ラウ者”・・・・・・世はまさに群雄割…

漫画用のプロットです。 舞台は、ひとつの領土にふたつの政権を持つ昼輪国と夜縄国。 昼の間は昼輪国、 夜の間は夜縄国、 それぞれの時間で法律が変わる。 このうち未成年の子どもは …

桃太郎はなぜ、村を救おうと決心したのか？ 桃太郎はなぜ、犬猿雉を仲間にしたのか？ 桃太郎はなぜ、鬼を退治することができたのか？ 父もない、母もいない、出生すら分からない。 そん…

　葡萄酒の湖にウイスキーの滝、清酒の川。そんな酔いどれ森には鬼がいる。 　食われる、食われると人は恐れるけれど、鬼は誰も食わない。 　鬼が食うのは、石や宝石、あるいは魔物石なのだ…