「部室」を含む小説

【消えたソフトボールの謎】 　ごく普通の公立中学校、市立漣（さざなみ）中学校。かつての女子ソフトボール部の強豪は今やたった５人しか部員はいなく、他校との練習試合もできない状況だっ…

ある日、姫宮飛鳥（元ミステリー研究会）がAI研究会の部室（理科準備室）にやってくると、机の上には惣流アスカラングレーの死体が転がっていた。 ☆KAC2021 4回目お題「ホラー…

卒業する先輩を見送るミステリー部の部室に見つかった『差出人不明のラブレター』。

放課後の部室の一片

桜舞い散る四月、中庭でくつろいでいた主人公は気付いたら『チーズはんぺん部』の部室に拉致されていて！？

KAC三日目「直観」参加作。 「僕」はある高校に通う文芸部二年生。 部室で静かに過ごしていたら、いつも好奇心が暴走してろくなことをひらめかない先輩の「一条」が、また変なことを言…

　文芸部員の月影朱里は部室の片隅で頭を悩ませていた。今月の部誌のテーマが『走る』に決まったからだ。 　『走る』なんて言葉に、物語は生まれるのだろうか。いや、アスリート達のドラマチ…

4月1日、通っている高校が休校することを急遽決定した。 私の大事なギターが、学校の軽音楽部の部室に置いてあるのに、取りに行くこともままならない。 私「卯山」は、隣に住む幼馴染「八…

伝統ある清潤女子高等学園文芸部―――通称「百合部」。部長である私、香坂史緒は今日も部室で頭を抱えていた。 それというのも、新入生である美少女、鉄砲塚沙弥さんの書く作品が……そ、そ…

　桐生健一は、とても緊張していた。 　今日は彼の通う私立洛明高校の卒業式。 　部活の顧問だった「先生」とのお別れの日。 　なんとか、夕方の部室へ彼女を呼ぶことに成功した健一は、 …

同級生の桐生景虎君は、悪い人ではないけど適当なことを言って相手を煙に巻いてばかりの、人となりがよく分からない不思議な人だった。 ある日私は、彼が廃部になったスケート部の部室の鍵を…

バレンタインデーは学年末テストと重なる。 2月14日はチョコどころではない。 ということは、チョコを貰えないのも無理はない。 むしろ、テスト後がバレンタイン本番なのだ！ テスト…

バレンタインデー。英語部の部室で始まった恋バナ。俺はそれに、なんと答えようか。

放課後、部室棟の片隅の倉庫を転用した、たき火同好会のごちゃごちゃした部室でだらける、髪の内側を焦げ茶に染めるなど、いかにも女子高生然とした美名美（みなみ）と、短い黒髪をボサボサに…

姉の一言で「天文部」に入部した僕は星を見るのが好きだった。ある日誰も来ていない部室を楽しみにしていたのだが、そこには思いがけない人物がいた。会話の中で不思議な言葉を掛けられて、僕…

誰もいないよね？…肝試し？…いや違う。何かが体に直接入ってくるような。そんな感覚に襲われた。どす黒い何かが。でもこれは緊張しているせい。きっとそうだと、奈津子は自分に言い聞…

長門有希の一人称語りです。この惑星の夜に舞い降りたとたんに経験したナンパ、宇宙人三人娘とのかりそめの交流、七夕の夜に”彼”と未来人娘の訪問を二度も受けて知った逃れられない運命。機…

卒業式前に懐かしの部室を訪れる。見慣れた部室に広がるのは珈琲の香り。 誰も来ない部室のドアがそこで開いた。

　高校一年生の結城陸斗は、部活動を行っている時にある異変に巻き込まれる。 　さっぱり状況を呑み込めない少年が自前で製作した人工知能・セレナに相談してみるとどうやら部室に穴が開いて…

俺のクラスには眠り姫がいる。 いつでもどこでも眠りを貪る少女一条姫子（いちじょう　ひめこ）。「眠り姫」の異名を持つ彼女は、自身が夢遊病なのではないかと疑い、同じ部員である俺に監視…