「和風主人公」を含む小説

恋が刻まれ、血は紅く染まる 生きたまま、喰われたいと思えるほどの恋とは如何程か。全ての恋が実ることは決してない。それでも人は、妖は恋をする。 汐花智汐は兄と義姉と共に山へと山菜…

――森には桜色のオオカミがいた。 小学二年生の風華はある日の学校帰り、森の中に入る大きな犬のような謎の動物を目にする。 好奇心に踊らされ追いかけた先にあったのは、『古びた祠』と『…

とある山の、とある大岩の前。一人の刃を携えた武士……否、剣豪が立っていた。 剣豪少女、名を八戸帝 宗右衛門。今日もかっかかっかと笑い飛ばし、岩をぶったぎり、満足げに技名を考える。…

現代和風ファンタジーラブコメ。 化け物に襲われたその日、助けに現れたのは、なんとイケメン神様！？ 「お前は俺の嫁だ」と宣言されて、いきなり始まった神様との同居。平凡だった日常は大…

『あやかし』×『バディもの』×ちょっと『お料理』 中国から逃亡してきた九尾の男と、妖怪に好かれてしまう家なし少年による、ブロマンスあやかしミステリ（になる予定）！ （ちょっとバト…

大陸東方、その海を越えた先には、刀なる武器を使う戦士が治める島国があるという。 彼らは強靭で、素早く、誇りを持ち、逞しく国を統治しているという。 そんな島国を目指す彼女は、心に夢…

　この国には、人ならざるものがいる。 　この国には、人智を超えた力がある。 　人々はそのことを知らない。 　ひとりぼっちのまじない師は、ある日幼い弟子を得た。 ーーー 　…

赤子の頃から、蓮花の如き薫りがするからと馨子（かおるこ）と娘は名付けられた。 父は著名な歌人の清原元輔である馨子はすくすくと成長する。後に、結婚はしたが。馨子は夫と不意の事で別れ…

高校生の鴉羽 修斗（からすば しゅうと）はある日、帰り道によく見掛ける不気味な『神社のない鳥居』に吸い込まれ、気付いた時には見知らぬ森の中に居た。そこで沙羅神 夜波（さらがみ よ…

病室での孤独死をした男。 交渉の結果、怨霊が日常にありふれている世界に転生した。 名家の一人娘として生まれ、自分の未練を叶えるために

　世は神戦国時代。ここ蓬莱の国では各地の守り神が突然人々の命を奪う様になり、人類はそれに対抗すべく神を殺す武器、『神殺器』を生み出した。そうして神と人類が生きるか死ぬかの戦いを始…

道登法師とその弟子制多。流浪の旅を続ける師弟は、刈り入れ前の農村を訪れていた。 名主宅に逗留していたある日、平穏な村に突如として奇妙な怪異が起き始める。 人々が次々と、「つま先」…

猟師の父親が「歪」に襲われた。熊に襲われたなら諦めもついたが、魑魅魍魎に近い存在に殺された。父の猟師仲間の対応もおかしい。千鶴は衝動的に猟銃を抱えて山に入る。母も幼い頃に事故で亡…

　箱根の山に住む白銀の髪を持つ老人・高虎は、ある日、いつもの帰り道を歩いていると、道に胎盤ごと捨てられた血まみれの赤ん坊が捨てられているのを発見する。 　その赤ん坊は洗ってやると…

🎉アルファポリス様主催「第8回　キャラ文芸大賞」にて奨励賞を受賞しました🎉 妖が災厄をもたらしていた時代。 滅妖師《めつようし》が妖を討ち、巫女がその穢れを浄化することで、人々…

時は大正―― 英国人の青年医師アランと、その許婚である紗由。 想いが通じ合い、初めて迎えたお正月。 二人は初詣に出かけて…… 本編「帝都紅婚姻譚～ひとりぼっちの私が彼…

『幼くなった稲荷さまと、京都で一年間の同居生活』 強い霊感体質という点を除けばごく普通の人間である東雲由貴が、就職を機に京都・伏見へ越してきた。 大家の勧めで近所の稲荷大社へ挨…

　噓と失恋を繰り返した男、 津島　十字。 彼は失恋の果て入水自殺をしようとしたが、 踏みとどまる事が出来た。 しかし、 車にはねられ入水してしまう。死を覚悟した十字、 だが彼は手…

深い森に覆われた地、イイバ。 人は森の中に入るとたちまち迷ってしまう。 森の中を迷わず歩けるのは鳩と呼ばれる人々だけだった。 森にはいくつかの村が点在し、鳩は村同士の流通を担い人…

道登法師とその弟子制多。流浪の旅を続ける師弟は、真夏の山村を訪れていた。 山村の尼寺で住持を務める尼僧から、道登は助けを求められたのである。 驚いたことに、山村は日照りが続いたか…