呪血恋譚 〜人を呪う鬼と、鬼に恋した人の物語

ー黄昏色の夕日に照らされた君は誰よりも綺麗で、俺は君になら生きたまま食われてもいいと思ったんだー

汐花智汐は兄夫婦と共に山へと山菜採りに赴いた。しかしそこで智汐は大切な家族である2人を奪われてしまう。
理不尽に打ちひしがれながら、彼も命を落としかけた時、彼は1人の鬼と契約しどうにか命を拾うことが出来た。
智汐は家族を救うため、鬼は己の力を取り戻すためにの契約。
そんな2人は様々な妖や霊が原因の怪異に遭遇していく。

鬼に喰われたいと思えるほどの恋とは如何程か。全ての恋が実ることは決してない。それでも人は恋をする。

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