「カクヨムコン短編賞」を含む小説

　風の強い真冬の満月の夜、窪んだ地形の中にある町で、一人の女性が恋人と待ち合わせをしていた…… 　何でもないような「今日」に起きた、普通なら気付かれないような、でも一度しかないあ…

バレンタイン前日に、料理下手な幼馴染みが作るチョコは誰のため？ 失恋したけど諦められない。彼女が選んだ親友を恨むこともできない、どうする？ 進路よりも、目の前の浮気疑惑の方が大事…

今回のカクヨムコンの短編部門には、 何故か11作品ほど登録する運びになりました。 それぞれを解説する場として、この記事をアップします。 少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。

虹の綺麗な光景を一緒に見た人は誰だったのか？ そして託された願いとは？ 不思議な物語が始まります。

『カクヨムコン短編賞初参加😅』 高校の同級生を久しぶりに見かけた、あの夏の日の思い出が少しづつよみがえってくる。 有名大学から大手保険会社に就職した彼が何故コンビニでバイトをし…

「君をストーキングしても、構わないだろうか？」 友人とのランチ中に、見知らぬ男性から、そう尋ねられた。訳が分からず混乱していると、最近近所で頻出する通り魔強盗を思い出す。犯罪者と…

掌編のため粗筋なし。 サクッと読んでいただければ幸いです。

　私は彼と待ち合わせをして、公園へ向かう。 　月が昇る寒空の下、何気ない会話を交わし合う。 　ただ、私だけがこれが最後のデートだと分かっている。 　カクヨムコンの短編部門に参加…

　「俺」は、電気恐怖症で一人暮らししている弟へ、買い物を届けに来た。 　カクヨムコンの短編部門に参加中です。 　『日常キリトリ線』にも収録されています。

　とある会社の部長は、部下たちと一緒に自身の定年退職のパーティーに参加していた。しかし、いまいち乗り気にはなれない。 　こっそり抜け出した喫煙所に付いてきた部下に愚痴を零している…

　とあるデパートの一階で、ソフトクリームを食べている少年に、若い男が話し掛けてきた。彼は探偵だと言い、自分が解決した事件について語りだす。 　拙作の短編集『日常キリトリ線』にも…

　安來うららと三春の父子家庭は、一緒にクリスマスイブを過ごす。 　父親の三春には、初めてサンタクロースになるという密かな使命があった。 　私自身が主催者の自主企画、「同題異話・…

2018年下半期。鴉鷺商事の社内販売部門で断トツの販売成績を誇った、名古屋の俺達のプロジェクトは、環境の恵まれた本社のサバイバルコンペティションに招聘される。 しかし、皆が憧れ…

　よく見る明晰夢の中で、「私」は鹿の頭となり、同じ趣味の仲間たちと一緒に他人の夢を覗き見る。 　カクヨムコンの短編部門に参加中です。 　拙作の短編集『日常キリトリ線』にも収録さ…

夜眠れない武君は、隣でぐっすり眠っているお母さんを起こさないように、こっそり外へ出ます。すぐ目の前にあるビーチを一人で歩き、貝殻を拾って帰ります。