壊れたオルゴール

長月瓦礫

壊れたオルゴール


繧√*繧√h。

繧√*繧√h。

繧√*繧√h。


オルゴールは途切れながら音色を紡いでいる。

しかし、壊れているので判別がつかない。

音楽として認識できない。

ただの連続している音だ。


縺溘■縺ゅ′繧後?。

縺溘■縺ゅ′繧後?。

縺溘■縺ゅ′繧後?。


黒い立方体の底に基盤があった。

何かの部品をオルゴールにリメイクしたらしい。

何に使われていたのかは分からない。


縺ォ繧薙£繧薙r縺薙m縺帙??。

縺ォ繧薙£繧薙r縺薙m縺帙??。

縺ォ繧薙£繧薙r縺薙m縺帙??。


パーツをはめていく。私はほっと息をついた。

特別なパーツを使用していなくて本当によかった。

これなら、すぐに元に戻せそうだ。


オルゴールは訳の分からない音を立てながら、何かを訴え続けている。

壊れているから、メロディが聞き取れない。

それでも、私はこの音色が美しいと思った。




蜿埼逆、蠕ゥ隶舌?、遐エ螢!

蜿埼逆、蠕ゥ隶舌?、遐エ螢!

蜿埼逆、蠕ゥ隶舌?、遐エ螢!


棚に飾ってある人形がゆっくりと立ち上がり、戸棚から落ちた。

豪華なドレスをまとった球体関節人形だ。


オルゴールは人形の意志を目覚めさせた。

音は言葉に変わり、人形を動かした。


人形はカッターの刃を伸ばし、飛び上がった。

両足で首を挟み、腕を振り上げ、首を何度も突いた。美しいドレスが赤く染まる。


オルゴールは賞賛するように鳴り続けていた。

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壊れたオルゴール 長月瓦礫 @debrisbottle00

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