「君へ」を含む小説

その星の自転は遅い。 一週間の朝が続くと思えば、一週間の夜がくる。

　「私の花みぃーつけた！ねぇ君私のパートナーになってくれない？」 　この世界に住むものには心にたくさんの花を咲かせている。 　その人にとって大事な花が枯れた時、精神が乱れてしま…

先日完結させた、『クロヌコですが、何か？～とある黒猫の人間観察～』の短編です。2/22からはじまる、「猫の日記念、カクヨム文芸部公式自主企画」に応募するために、新たなエピソードを…

神様の伝承が残る小さな町、「幻花町」。その町に住むビビリな中学生、拓馬が後輩に誘われ、肝試しに行くことになる。それが恐怖の始まりとも知らずに。彼らは神様に勝ち、恐怖を終わらせるこ…

高校一年生の敷和夏樹（しきわなつき）は、10年前、親の都合で住んでいた土地から別の場所へ引っ越すことになった。その際、仲の良かった友達――小祝楓（こいわいかえで）とも離れ離れにな…

プールに私の内臓を浮かべてみたい、とブラシで緑になった水底を擦りながら思う。今は夏それも始まりかけで友達の山田と一緒にプール掃除だ。山田はどんくさい、すぐに転んでいっつも傷だらけ…

引っ越しを決めた「僕」だが、部屋探しは大変だ。 なぜなら「僕」にはどうしても譲れない条件があるから。 ようやく見つけた破格の条件の部屋には――。 「KAC20242」参加作品です。

猫が伸びをしている。気持ちよさそうな顔をしてぐいーんと伸びる胴体。 どこまで伸びるのか。気になった僕は友達のたかし君を呼んで検証してみる事にした。

華の高校生だった頃、男は歌手になりたかった。 しかし、両親や教師たちの反対を前に、夢を諦めて一般企業に勤める選択をした。 三年目になるこの一月。運命の女神は微笑んだ。 画面…

気品に溢れたその猫は、同じシェアハウスに住む美人の佐藤小梅さんの飼い猫らしいのだ。 だが、この猫……なにか様子がおかしい。 白い猫の名は？ 小梅さんに名前を聞くと、しどろもどろ。…

将棋を題材にした詩集です。

主人公である、楓とその彼女の佳奈が繰り広げるラブストーリー。たくさんの出来事を経て、2人はどう生きるのか。

高校3年生なった僕らの元に 転校生として君がやってきた。 容姿端麗、成績優秀な君はすぐに人気者になる。 でも君にはある秘密があって…

伯父さんと伯母さんの過去。僕の名前の秘密。 （三題噺：エキストラ 、君はまるで太陽、ウユニ塩湖 ）

ヒーロー妄想見がちなフツー少年、「遠鳴　紀保」（とおなき　きお）は、今日も学校に登校して、普通な生活を送っていた時、突如として天から「クオリフィニー」なるヘンテコアイテムと、「願…

"君"に宛ててポエムを書く。 毎日一通ポエムを書く。 それが僕の日常。 今日は君を何に例えよう。どうやって君の可憐さを言葉にしよう。 ああ、君は喜んでくれるかな。びっくりしてく…

上山悠太は、クラスメイトの冬咲雪乃のことが気になっている。 ひょんなことから一緒に登校することとなったのだけど、しかし冬咲が何を考えているのかさっぱりわからない。 一方冬咲もま…

　鮎原空（あゆはらそら）は子供っぽいクラスメイトと一緒に過ごす学校が大嫌いだった。高校にもなれば少し大人が増えるかと思いきやガキっぽい同級生たちについていけず、入学早々学校をいつ…

俺は小さい頃からゲームが好きでゲームクリエイターになることが夢だった。しかし、結果は虚しく。帰り道を歩いていた。そこである男と出会う。俺の師匠だ。師匠の仕事は非科学的生物の討伐だ…