【将棋詩集】和服の君を観たい

清水らくは

和服の君を観たい

青春が駆け抜けていくのを

自分以外で実感している


朝から緊張して

一日の計画を立てる

君次第で変わってしまう

どうとでもなれる計画を


幼かった顔が

凛々しくなっていくにつれて

埋没していくんだね

強い人の一人に


願うだけのわがままだから


増えていくネクタイを見て

感じる喜びを もっと越えて

心の縛られた一か月を

過ごす覚悟はできているから


和服の君を観たい


青春が駆け抜けていく中で

追いかけている光に 君がなれ


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