「春らしさ」を含む小説

《あらすじ》 　麗かな春。 　42歳独身、時代物BL小説家の溝口晶（みぞぐち あきら）は幼馴染、佐野郁子（さの いくこ）の息子である高校3年生の一樹（いつき）から猛アプローチを受…

『美容室は深夜営業致します』連作第三弾 個性豊かな幽霊達が人間相手に美と勇気を提供する美容室。お客からのお代は娯楽の提供。楽しい事が大好きな彼等が、なぜこの場所で店を構えている…

「春なんて嫌いだ。」真白 灯夜はそう呟く。 ある春の日を境に天崎 奏音が思い出の存在になってしまったから。 ─「私はずっと傍にいるよ。」遠く聞こえるその声は。

亜未田 久志様の自主企画「架空の読書感想文を書こうの会」参加用作品です。 架空の作品『プラチナの季節』の読書感想文というコンセプトです。

　その昔、人間は神の子であり、当たり前のようにその威光として『魔法』が使えた。火を起こし水を操り、雷を司り土を隆起させた。 　時は経ち、人々の欲望はどんどん『魔法』の使用とその…

自主企画「春のスコッパー祭り」2022年3月24日

翔馬は、夏樹という彼氏がいて、幸福だった。 しかし、夏樹は何やら物憂げだ。 注：性描写はありませんが、男性同士のカップルが登場します。苦手な方は、ご注意ください。 「アルファ…

孤独なヒースが出会った少女、デイジー。 少女はヒースの部屋の掃除を申し出るが、失敗ばかりで……。 ※『孤独な瞳と歪な春』から続くお話となります。 前作を読んでいなくても、お楽し…

出来と要領の悪い弟が、優しい兄に縋り続けた恩にどうにか報いようとした春の夜の話。

春から高校生になる紬（つむぎ）は、幼稚園のころ住んでいた町に向かっていた。 そこにはみゃーこさんという、猫の店主さんがいるティールームがあるのだ。 彼女に会いに行く紬に、なぜかク…

　様々なダンジョンを有するボイド山。 　盗賊の《ソマリ》は一攫千金を夢見て単独で潜るが、いつも空振りだった。 　ある日、隠し部屋から片足を挙げた白と黒の猫の置物を見つける。 　鑑…

もう春ですね。 書き出しだけで何時間も悩んだんだ。本当に。 突然手紙なんて、きっと驚いていると思います。まずは、僕が君に手紙を書いている理由を話さないとね。

　長谷部春馬は、同じクラスの水瀬麗奈のことが好きである。しかし、高校に入学して2ヶ月が過ぎても、まだ一度も会話すらできないでいた。 　そんなある日、春馬は公園で雨に打たれる麗奈…

四月一日になると、この国では「春の妖精の悪戯」で「自分ではない“何か”」に変わる魔法がかけられる。 効力は一日だけ。人間が動物になったり、大人が子供になったり、性別が変わったりす…

早朝の神社。 麗らかな春の陽射しを浴びながら、巫女は静かに怒っていた

3分で読める掌編です。電撃チャンピオンロード最優秀賞受賞作です。ただし、細部は修正しています。春にぴったりの爽やかなラブコメです。

山奥にある三華村に課題調査のためやってきた三雲均。同じ大学に通う気になっている女性、野口三奈子と訪れるもアプローチができずにいた。 そんな中、山道が土砂崩れで寸断され三雲たちは…

【あらすじ】 　俺には好きな女の子がいる。 　隣の家に棲んでいる同い年の女の子。 　幼稚園から学校はずっと一緒。今も時々いっしょに帰るような間柄。 　ほんとはドジでとろくさい…

大学で出逢い、卒業、入社、転勤…。 少しずつ2人を取り巻く環境が変わっていく。ずっとあの頃みたいにいたいだけなのに、どうして。