「けもの耳」を含む小説

呑気なオブラートに包まれた狂気！夢はかわいこちゃんからの逆ナンパ。踏まれても蹴られてもどこまでも前向きな千葉県在住の独身アラフォー男「富井」の日常を本人のブログ形式で綴る奇想天外…

　時は乱世が終わるころ。北国の小国、暮日崎ではある義賊が名を馳せていた。 　名を〝霊山の狐〟。金色の髪に狐の耳と尻尾をくっつけた妙な扮装ながら、目の覚めるような美貌を誇るその者…

　『八代台高校』に入学した石和景は、中学時代からの友人・御堂明日花、明日花の幼馴染・日下部真希との憧れの高校生活に胸をときめかせていた。 　ちょっとの恋愛と、ちょっとの青春。そし…

昼休み、食後に読みたいオリジナル短編集。 テーマは「町外れの小さな喫茶店」、内容的には「アフタヌーンティー(食後の1杯)」です。 全て1話読み切りですので、気になったタイトル…

カタリィとバーグさんの話？ ※「カクヨム３周年記念選手権／１０日目『カタリ』or『バーグさん』参加作品

登校時間ギリギリに目を覚ました吉原 唐真は慌てて身支度を済まして玄関を開ける。 「お待ちしてました、救世主様」 獣耳の少女に歓迎される。 獣耳娘と眠ってばかりのアザラシ娘を助ける…

　俺の名は米村覚馬。ヒト型戦闘ロボット『キル・オール・コマンド（略称ＫＡＣ）』の操縦士として地球軍に雇われている。 　俺の相棒はＫＡＣに搭載されたＡＩだ。名前は『ニコリー』。彼女…

人が滅多に来ない音楽室で昼寝をしていた結菜。目が覚めた彼女の耳に届いたのは美しいピアノの音色。ああ、このままもう一度眠りに――そう思った瞬間、それまで流麗だった音がいきなり外れた…

　私は同じ風景をずっと見ている。 　公園にいる人の姿は移ろいゆくのだけど、私が見ている風景は春夏秋冬、朝昼夜、晴雨雪曇と流れてはいるけれども、これといった変化は見られない。 　…

　もうすぐ一児の父となる植田修の元に届いた小包。送り主は妻の好美の妹である神崎由香だった。ケチで有名な由香からの贈り物。中身を確かめてみると、一昔前のデザインのガラガラだった。 …

幼馴染のミキと付き合うことになったヒロ。 ある日、ミキについて不穏な噂が耳に入ります。 年上の男性とかなり親し気に腕を組んで歩いていた。しかも、場所は繁華街で……。 ミキの態度…

｢ある事件｣機にろう者になった法一、親が懇意にしていた五鉄に身を置かせてもらっていた。 耳が聞こえなくなった彼にも、聞こえるものがあった。しかしそれは決してよいものではなく、常に…

心霊スポットで有名な神社には夢の続きを見せてくれる…という噂を軽く耳にした程度の小海原凪沙は半信半疑のまま神社に足を踏み入れる。そんな彼女はある夢に悩まされていた。

【KAC6/カクヨム3周年企画応募作品】

彼岸だから墓参りに行こう、休みだから映画を観よう、時間があるからゲームをしよう。とある彼岸の日、○○だから△△しよう、という気持ちで過ごしていた青雲だったが、気が付けば時間は映画…

高校の卒業式を終え、教室を出てから校門を潜るまでの三分間。 高校生活、最後の三分間。 たった一つの後悔を胸に、一人の男の子が過ごす三分間。 あなただったら、どう過ごしますか？

意味はある。 その先に待ち受ける真実、未来がたとえ深淵だとしても。 私は「楽園」へ行く。過去がどうあれ。 「魔王の娘」なんて肩書きは捨てて。

人間、イル子。職業、ルールワーカー。ルールをつくる、カタいお仕事。 猫型亜人、クルシュ。職業、なし。しょせん猫だからね。 今日もクルシュは三角耳とアンテナしっぽを立てながら、 …

狐人の里、コトリ。 大きな耳とふわふわな尻尾をもつ人々が前時代的な生活を送っているこの里に、新米調停官であるサク・ロニックは訪れた。 サクの使命は健全なコトリ文化の維持と観測、連…