「＃ノスタルジー」を含む小説

　東京の高校に通う十七歳の彰は、一学年上の女性、奏子に出会う。 　初めは自分の理想とは正反対で愛嬌の無い奏子を嫌っていたが、ある日、彼女の演奏するピアノを聴いてから、彰はその魅力…

「定年退職を迎えて趣味のない私が、いつの間にか手に取っていた――」 一枚の写真が、ハルヒトを過去へと誘っていく。 幼馴染に嫉妬する恋人。幼馴染と仲のいい先輩。 恋人がいるのに、先…

作者の実体験をベースに、望郷の念と、故郷って良いよねって気持ちを詰め込みました。 「あー、わかる」 そう言っていただけると本望です。 板野かも様主催「第5回 #匿名短編コン…

遠い未来、外宇宙の人工島《コロニー》に暮らす17歳のレイは、初めての星間巡行《スター・クルーズ》へと旅立つ。「悲劇の虹」を、自らの瞳で確かめるために。

昭和末期の風景。 ＊他サイトとの重複投稿です。

生息地はソファー。 何より平和を好み、嘘でもいいから優しい事に包まれていたい。 ぬるま湯の中に浸かりながらも たまに溺れ、もがいている。 すっとこどっこいな主婦の止まらないおし…

お盆の時期に実家へ帰省した「私」と高校時代に「私」が所属していた天文部の「部長」の話です。 帰省の折りに感じるノスタルジックに触発されて、今見頃のペルセウス座流星群と高校生特有の…

　排気口から漂う灰色の煙のような生活だった。 　上京してからの生活は何も楽しく感じられなかった。死んだように生き、死んだように眠る日々を送るばかり。 　あるとき、いつものように…

私は今も一応、愛煙家です。 量は月に一箱吸うか吸わないか、 一週間に一本も吸わないこともあります。 加熱式煙草に移行したら、思ったよりめんどくさく 勝手に喫煙欲がフェードアウトし…

夏。 三日前に殺人を犯し、当てもない逃走をつづける“わたし”。 辿り着いた、田舎の無人駅。 閑散とした駅前にある、小さな花屋。店先に佇む黒ずくめの女。 時折挿入される、魔女の…

学生時代友人のラインアカウントの名前から着想を得た物語です。 　緑の深い田舎に住む僕は夏休みを毎日楽しんでいた。「歯医者行くんだ、ごめんな。」同じクラスのだいすけの一本の電話で…

学生時代、物語を描くという講義の中で書き上げたものです。人生で初めて書いた物語です。５分程で読み切れる夏の物語です。

老人と少女は船に乗り、島へと向かう。 島は老人の故郷であった。 少女はついさっきまで死のうとしていた。 老人は島にきた目的は語らず、少女も死にたがった理由は話さない。 そんな二人…

高度成長期もバブルもどちらも今は昭和のノスタルジックです。 ツイッターで書いてみた短い短いお話を少しふくらませてカクヨムで公開しました。 ※本作は「小説家になろう」「エブリス…

【「ネット小説大賞（第7回、第9回）」一次選考通過作品】 　いつのまにか死んで、転生してしまった主人公。魂だけが転生して、別の人間の肉体に入り込んでしまったのだ。 　転生先は、異…

. . . アメリカと日本が共存する不思議な町「福生」で起こる、なんてことのない空感的なストーリー

とるにたらない短編その１を書きました。