「百合小説」を含む小説

部活帰りの夕方に、夏広（かひろ）は声をかけられた。その声に振り向くと、そこにいたのは兄の恋人である朱雨（しゅう）だった。彼女と出会うのは兄の部屋から出てきたあの日以来だった。 …

「大人がろくでもないことを、普通はある程度大人になってから学ぶ。私は十歳で学んだ。」 幼少期に母を亡くし、父を見限り、将来を諦めた小鳩がであったのは一人のミュージシャン。 自由に…

　主人公の朱音（あかね）は、中学生のころに友達を喪っていた。 　大人になった今でも後悔している。 　自らその命を絶った彼女を救えなかったこと、言えなかった言葉。 　そんな後悔は…

大学からの帰り道、「お姉さん、暇なら遊ばない？」と声をかけられた。その声にびっくりして振り向いてしまった、だってその声の主は、どこからどうみても小学生女子だったから。 カクヨム…

小日向彩華は故郷に４年ぶりに帰っていた。そこで柊小夜子と再会する。二人は特別な契を交わした関係だったが、彩華は彼女のことを忘れていた。春の文化祭に向けて彩華は小夜子から、社交ダン…

カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/16817330659279652056 大学時代の後輩、金城真奈美（…

公式自主企画「百合小説」参加短編その４。勢いで書いたやつ。甘さほぼなし、ハッピーエンドにあらず。シチュエーションそのものは恋愛漫画・小説あるある。同じシチュで別に一本、明るいのを…

六月に入って急に決まった転校。複雑な感情を抱きながら主人公の足利鈴音は父の車に乗って移動する。梅雨の湿り気に憂鬱な気持ちをしていると、案じた母から、引越し先には五年以上会えていな…

センセイは、美しい人だ センセイは、優しい人だ センセイは、残酷な人だ 「こんな私を、君は嫌いかい？」 センセイの口から出た言葉は種になって、芽を出して、 や…

三月は大学生活も落ち着いたので友人の紹介で家庭教師をはじめた。割もいいし自分に向いている、と調子に乗っていたらなんと生徒に告白されてしまう。 全く想定外だが成績が上がったご褒美に…

公式自主企画「百合小説」参加短編その３。終始、ほのぼの。王道の幼馴染百合。山なしオチなし。

シマキト皇国を脅かす巨大モンスター、壊獣ドドラ。 どんな兵器や魔法でも倒せないドドラを追い払う、唯一の方法。 それは魔法少女のイチャイチャを見せて、戦意を喪失させることだった。 …

女の幽霊が出るという事故物件に私は住んでいる。 半年の間に三度、住人が引っ越し、皆、女の幽霊を見たというが、私はそれを見たことが無い。 それでも私がここで暮らしたいのは、大切な理…

王子と姫、と言うキツめのあだ名で呼ばれる女子高生、２人が実は幼馴染であることを知る人はそこそこいましたが、実は王子がパシリである、ということを知る人は誰もいませんでした。 現代女…

　――ああ、また発作だ。 　原因不明の首の苦しみ。不定期に襲ってくるそれのために保健室登校を余儀なくされている高校二年生の板野 ミキ。 　今日も苦しみに悶えていた。――そんなと…

※カクヨム公式自主企画、「百合小説」応募作品です。 ※全部で４話となります。 　自身をノンケだと思っている女子高生――穂波怜（ほなみれい）。 　そんな彼女が突如として異世界転移…

言っていないです。公式自主企画「百合小説」参加作品その2。社会人×大学生。ありそうでなさそうで、どこかにあるはずの話。 一目惚れがあるのなら、四度も会えば恋したっておかしくない。

【カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品】 室屋恵那《むろやえな》は中学の頃から親友の小金井愛咲《こがねいあさ》に想いを秘めてきていた。 社会人になっても同居人として彼女の一…

ハルはどこにでもいる普通の高校生、ある日、夕暮れの教室で『アナタ』から五線紙ノートに『アイ』の言葉をもらう。突然の告白にハルは戸惑うものの…… 五線譜上でふたりだけの連弾が静か…

中学一年の夏休み、転校した。学校が始まるのが楽しみだなんて二度思わないことを考えながら夏祭りに向かった私は、そこで運命的な出会いをする。ラムネを見る度に思い出す、あの初恋を。 …