「現代怪異」を含む小説

妖狐とは人を惑わす神通力を持つ不老の怪異。江戸時代後期、図らず妖狐となった信濃玲子は自らの境遇を打ち明けられないまま現代まで孤独な生活を余儀なくされていた。しかしながら、人の心と…

"タタミちゃん"は都市伝説である。 突然やってきて、どんなものでも畳んでくれる。 敷きっぱなしの布団でも、干したは良いが畳むのが面倒くさくて取り込んだあと放置した洗濯物の山でも、…

最初はホラーとして書いたのですが、最終的にキャラ文芸的な方向性に曲がってしまった作品です。 改善点があれば是非ご鞭撻をよろしくお願いします。

本作は「小説家になろう」さんでも、宙色紅葉という名前で連載しています。 また、続編があるためシリーズとしてまとめております 以下にURLを貼ります https://kakuy…

霊を視て祓える二階と、霊がまったく見えない藤田。 なんでも屋に勤める二人が霊を祓ったり祓わなかったりするお話です。 ホラーミステリバディもの。 第一話：心霊案件限定でコンビを組…

魔女、妖怪、都市伝説。さまざまな種族が犇き棲まう現代『帝都』東京。 吸血鬼に呪われた赤錆色のシンガー・繰原経悟は自身の呪いを解くため永遠を生きる美少年・三船つるぎに誘われ魑魅魍魎…

　あるものと、あるものの、会話。 　それは、者か。それとも、モノか。 　どっちが者で、どっちがモノなのか。 　短くサクッと読める、一話一話がほとんど会話形式のホラー短編集で…

鍾乳洞の内部に造られた『書庫』を管理する旧家・佐倉川邸で開かれる年越しの宴に招かれた潟杜大学三年生の熊野史岐と冨田柊牙。彼らをもてなす為に、大晦日の朝から準備に奔走していた長女・…

交通事故で両親と記憶を亡くした十は、叔父の葦原盈に引き取られる。 盈は家に巣食う怪異を専門とする霊能者で、幽霊を食べるという奇妙な技術を持っていた。 冬のある日、盈と十が訪れた…

　訳ありの少女・横川レイが夜の繁華街で出会ったのは、最近引っ越してきたばかりのクラスメイト・大御名累だった。「君が心配だ」と告げる累に、レイは反感を募らせる。 　累を避けながら学…

現役大学生作家を輩出した潟杜大学温泉同好会。同大学に通う旧家の令嬢・平梓葉がそれを知って「ある旅館の滞在記を書いてほしい」と依頼する。梓葉の招待で県北部の温泉郷・樺鉢温泉村を訪れ…

晩秋を迎えた潟杜大学で学園祭が開かれる。温泉同好会に籍を置く潟杜大学生物科学科の二年生・佐倉川利玖は、出店しているお汁粉の屋台のビラ配りをしている最中、バンドサークルでボーカルを…

喉に『五十六番』と名付けられた妖を寄生させている大学生・熊野史岐には、霊視の力を持つ友人がいる。彼の名は冨田柊牙。ごく普通の大学生として生活していた柊牙は、姉の結婚祝いの為に北海…

剣道有段者の兄の伝手を使って、潟杜大学剣道部の合宿に同伴した生物科学科の学生・佐倉川利玖。宿舎の近くにある貴重な生態系を有する名山・葦賦岳を散策する利玖の目論見は天候の悪化によっ…

佐倉川利玖は、風光明媚な城下町にある国立潟杜大学に通う理学部生物科学科の2年生。飲み会帰りの夜道で「光る毛玉」のような物体を見つけた彼女は、それに触れようと指を伸ばした次の瞬間、…

　局からの緊急出動要請によって同僚の流音から深夜遅くにたたき起こされた非番の水卜は、文句を言いつつも手当の割り増しがあると聞いて渋々現場へと向かうと、そこには巨大なクマのぬいぐる…

　現代異能怪異の短編、時系列を無視した話です。 ボーイミーツガールとも見れますが、その要素は極めて少ないです。

子どものころ、近所にお化け屋敷はありませんでしたか？ そんなノスタルジックな思い出をテーマにした掌編です。 ※KAC2023参加作です。お題は「ぐちゃぐちゃ」。

「悪霊は、この中にいます！」 「出てけっつってんだこの三流詐欺師がっ！」 寂れた商店街の定食屋の女主人、間田木リョウコの元にやって来たのは巫女服をまとった謎の少女。少女によれば、…

夜の街には、恐ろしい怪異がいる。 その怪異に食われると、食われた者は世の中のほとんどから忘れ去られ、いなかったことになるという。 人食いの怪異。 次は誰を喰うのか、誰が忘れ去ら…