「現代のホラー」を含む小説

淡雪様主催の『第２２回私の短歌で物語を綴って下さい』にて書いた作品です。 古い習慣のある村でかくれんぼをする話です。

虚空に浮かぶ腕を見た話です。

prologue　 砂の大地に一人の少女がおりました。 その少女は、旅人でした。世界を旅する旅人。 彼女は砂の大地に広がる結晶に触れました。 すると、少女の目の前には、初めて見…

僕には三人の妻がいる。 月曜日と火曜日は真琴と過ごし、水曜日と木曜日は香織と過ごし、金曜日と土曜日は恵美と過ごしている。

小内幸雄は、安アパートに住みながらも充実した生活をしていた。なぜなら自分の部屋では思う存分、煙草を吹かすことができるからだ。紫煙を立ち上らせていると、幸雄は壁の隙間から風が吹き込…

狭山龍玖の人生は中学生にして詰んでいた。家庭内では半グレの継父に支配され将来は真っ暗だった。 そんな龍玖の前に死神を名乗る女が現れる。死神は気怠そうに煙草をふかしながら痛みも苦し…

異世界へ行く前日譚のからはじまりものであり、心を抉るような恋のはじまりと終わりーー 成島栖都はどうしよもない引きニート、ある災害に見舞われて、そこで深井しいなという奇妙な女の子と…

　ーnamori

姫山先輩：七不思議を探すひと。もし仮に伏し目で静かに佇んでいたのなら、たいへんにミステリアスな美少女だったろう。 ヒロスケ：僕。七不思議探しに巻き込まれるひと。本名は広介（こう…

突然、嫌な予感がして立ち止まるボク。その目の前には――。 ※「同じ文末で物語を〆る企画」参加作品です。

2000文字以上になる怪談をまとめました。基本的にどこからでも読めます。随時更新予定。

命かけた

　世界の電子機器が発展した少し未来か現代か 実しやかに語られる都市伝説【ゴーストフェイク】 電子の世界で偽物を名乗り、目的不明で色んな人間を騙す。 　これは近未来か現代を舞台にし…

ある日、帰り道いつものように“彼”とスレ違う。 昔のように挨拶をしてくれなくなった“彼”に私は...

マピスコ・プルトクフス、マピスコ・プルトクフス……。 精神科医のトールス医師の元に同じ単語を呟き続ける少年が、父であるデマン氏に連れてこられた。訊くと、少年は一昨日の夜から突然…

幽霊、神霊、妖怪変化……現代科学で説明のつかないものを「超常存在」と呼び、日夜その被害に対処するべく活動している「籠目財団超常災害対策課」。このシリーズは、本編を書く前に勝手に生…

隣の家のおじいさんに頼まれて始めた庭の落ち葉掃除。 そのご褒美は集めた落ち葉で作る焼き芋だった。 ところが、ある時できあがった焼き芋は中身が空っぽで……。 他のサイトでも公開し…

忘れ物を考えていて、大切なものを忘れて……。

幻霊生輪(げんれい　なまわ)は２４歳だ。 神主見習いをしている。 いずれは宮司として社一つを任される予定だ。 生輪は、東京のとある、神社を預かる事となった。 その神社の境内の…

ある日突然、世界はゾンビに溢れかえり、君尾　守（きみお　まもる）はゾンビに噛まれてしまう。 何とかその場からは逃げられたものの、意識をそこで失ってしまった。 そして目覚めた時…