「＃殺人」を含む小説

　高校二年の不良青年・品川（しながわ）梓（あずさ）は、ある日、身に覚えのない殺人の冤罪をかけられる。日頃の素行の悪さから、誰も梓の言葉を信用してくれず……、彼は大人の拘束から抜け…

故意の医療ミスで何人もの人を殺した医者は、ある一人の記者にだけ真実を明かす。 そこにいる医者は間違いなく誠実で熱心な、とても人を殺せるような人間では無かった。しかし、徐々に医者の…

OL・朱美のバレンタインデイ計画。朱美は、ある同僚に片想いをしていた。 何としてでも一緒になりたいと願う中、その恋心は静かなる狂気へと変わってゆく。

「５０になったら必ずだ・・・・・・」 彼女へのクリスマスプレゼントを買いに吉祥寺の街へ出かけた青年には、以前から数取器を使って正確に数えておきたいものがあった。 それは自分以外の…

ある資産家宅で発見された妻の死体。それを巡る周囲の人間の話。 というショートショートです。

５つの人格を持つ猟奇殺人犯―― その脳機能の解明を進める超常現象研究所が災厄に見舞われていく。 「江戸川乱歩賞」１次予選通過作

　「パーティから抜けろって、どういうことだよアルフォード？！」 　 　地面にひれ伏す俺は、嘲りの表情で見下ろしてくる親友に叫んだ。 　いや、そいつだけじゃない。そこにいる全員…

『という事で、本日てめぇの晩飯はなしだ』 『なんでやねん！』 いつもの夫婦漫才の流れで放った強力なツッコミが原因で妻は死んだ。 と思ったら、妻は最後の力を振り絞り血文字を残し始め…

「続いてのニュースです。本日未明、元日本国防軍中将で第30代国防庁大臣の御醍醐沖人（ごだいごあきと）氏が何者かに自宅で殺害されるという事件が起きました。 警察はこれを受け・・・…

会計士の男性が屍体で発見された。 「彼の死について調査してほしい」 探偵事務所に持ち込まれた依頼。 事故か、自殺か、殺人か。犯人は誰か。「双極性」とは何か。 何が始まって、何が終…

大阪の某大学で博士学生をしている柳振一郎が地元に帰省すると妹の千春が通う中学校で殺人事件が起きていた。事件は警察によって着々と解決へ進んでいたが振一郎は事件にある違和感を覚えた。…

小学生のころ、お姉ちゃんのとわこを歩道橋から突き落として殺してしまったりんね。やがてりんねは、お姉ちゃんを殺すと運命が書き変わることに気付き、何度もお姉ちゃんを殺すようになるが―。

白一色の円錐形の部屋で目覚めた『私』は、同じ部屋にいる八人（『私』を含め）の中に一人だけいる、連続猟奇殺人犯の死刑囚を見つけ出し、その受刑者を銃で射殺するよう指示される。疑心暗鬼…

僕は自殺をするために青木ヶ原樹海へと向かっていたのだが...。

社畜な主人公、秋山望実はある日、小中高同じだったと言う能見隣子にいきなり愛の告白をされる。隣子の事を覚えていない望実だったが疲れた日々の癒しになると思い告白を受け入れる。 ほぼ…

ラジオの頭部を持つ「皐月刃」はしがない雑誌編集者。しかしそれは表の顔に過ぎなかった。本当の顔はいじめっ子を成敗する殺人鬼。そんな皐月と出会う、盲目少女の「正條百々」 二人の奇妙で…

山の中で妻を殺した私。その後、意識が途切れ、気がついたときには自宅にいた。ほっとしたのも束の間、殺したはずの妻が自宅にいた。幻覚ではない。一体、どうして――？

　高校時代、窓際の席で遠くを眺めていた意中の少女は、殺人の罪を犯してこの世の記憶と履歴から存在ごと消え去った。 　環境共存型社会および人間拡張型社会が浸透し、情報化を越えた電脳化…