「ただわたしだけが」を含む小説

愛する妻を実験中の事故で失うと同時に、自らもこの世とあの世の境界に封じられた繋（ツナグ）。生きることも死ぬこともできず彷徨うが、冥界からの働きかけで現世を彷徨う怨霊の回収に臨むこ…

　人造の異世界に浮かぶ惑星『ニューホーツ』。そこには、地球で言えば中世――ではなく『中生代』に似た世界が広がっていた。ジュラ紀から白亜紀くらいの間の、いわば恐竜時代の真っ盛り。人…

県内トップの進学校に通う町田宵（まちだよい）には秘密があった。 それは、同じ高校の教師でもある相澤凪（あいざわなぎさ）と同じ家に住んでいるということ。 ー私たちの関係は他人から…

「ジェイくん、わたし、魔王の生まれ変わりみたいなの……」 村人ジェイトは幼馴染みのファミルから魔王の転生だと告白をされてしまう。 しかも、もうひとりの幼馴染みセイルからも似たよ…

「わたし」が新しい季節に向かう前夜のお話。 冒頭の一段落はゆあれさん（https://twitter.com/your_re）からいただきました。ありがとうございました。 20…

いろんな女のストーリー

♫　わたしは真っ赤なりんごです　お国は寒い北の国……戦前の童謡に出て来る「紅玉」VS現代の「つがる」のひとり言。

ネイティブ・アメリカンの民話をベースにした物語。太陽に恋する少女、その少女に心を寄せる春の風――

酷い頭痛で目が覚めると、目の前には驚くほどのイケメン！ そしてわたしはエミリーと呼ばれていた。 もしかしてわたし、異世界転生したの！？ 喜んでいたのも束の間、自分のいる世界が買っ…

　「実はね、わたし───“魔女”なんだよ？」 　イタズラっぽい笑顔でそう言った彼女を、四年前に亡くしたアオイ。高校生になったアオイの前に、もう一人の“魔女”を名乗る少女が現れる。…

ピーターパンの日、に、わたしはぼんやりノスタルジーについて思いにふけっていた…

主人公、静（せい）は戦乱真っ只中のセンタランド大陸に生きる傭兵、超強い人達に囲まれ凡庸ながら頼りなくも健気に生きる女の子、目下の悩みはよく男の子に間違われる容姿……「でもわたしだ…

　わたしの高校時代の親友、新太郎は二十五歳の一級建築士だ。ある日、恋人ができ、バレンタインデーに二人で旅行に行くと、LINEがあった。新太郎の話を聞いた。雪の日、<コンビニエンス…

吸血鬼と同棲している。 彼女・エリとわたしは、居候と家主。被扶養者と扶養者。 そして、捕食者と餌であり、主人と奴隷の関係だ。 何にもしない吸血鬼とふたり、日常コメディ。

（本編完結済み） システム営業である須加柚羽は、同期である一瀬真依に失恋して以来、新しい恋に積極的になれないまま3年が過ぎた。 仕事をして余暇は趣味で過ごす。あちこちに世話を焼い…

夏休みのある日。突然一人で引っ越しを命じられた僕はかつて軍港だった都市に行くことになった。 緑が生い茂る道中、かつてそこに都市があったとは思えないほど荒廃してしまった沿線を眺め…

クリスマスのコンビニ。 半額で売り出されるケーキとチキン。 アルバイトをしているのぞみは心の中で思う。 『わたしもこのケーキも売れ残り』だと。 これは、クリスマスに起きたちいさな…

無能なんて呼ばないで。 わたしは。

わたしは四歳のときは母のために、十歳のときは恩人のために命を捧げられた。 わたしの意思など関係なく、彼らの命を守るための道具として勝手に命を捧げられた。 人を信じられなくなったわ…

先月「わたし」が親友と居酒屋行った時のこと。 「小説家になろう」、「ノベルアップ＋」にも公開しています。