「私はね」を含む小説

かみさまでした。 私が愛したのは、かみさまだったんです。 あのひとにだったら殺されても良い、あのひとにだったら全部与えて良い。 そう思えるほどに、愛していました。

　それはある夜の舞踏会場。 　16歳の地味な令嬢ローザリアは、婚約者だったアルバートから「おい、ローザリア。お前とは今夜限りで婚約を破棄する」と一方的に婚約を破棄されてしまう。…

社畜と社畜は惹かれあう いつもの様に、終電を逃した大城は帰り道、新しくできた晩酌処を発見する。 空きっ腹であったことが功を奏し、暖簾をくぐる。 暖かな店内と腹の虫を騒がせる匂い…

各話独立の文章です。どのタイトルからでもお読みください。 氷上にスダチの木がある。氷上とは氷の上のことではない。兵庫県の地名である。 スダチは私が生まれたときに、家の庭に植えら…

メガネをかけている人が好きな女子が、メガネをかけた転校生を好きになる話。ただし、転校生は一癖あり。

幼い頃から暗殺者としての訓練を受けてきた明凜は、隣国に嫁ぐ公主・蘭翠玉の侍女として儀国の後宮へと潜入する。 与えられた使命は儀皇帝・雲蘭の暗殺。 一月後と定められた翠玉の初夜まで…

京都にある緑沢中学校に交換留学生と転校生が同時にやってきた！ 怪奇研究部に新たな仲間が参戦！！ だけど何やら不穏な空気…… 平安時代に起きた殺人事件、呪い……不老不死の仙薬……

私、歌音。中学一年生でピアノを5歳の時からずっと習っているんだ。 ある日、「天才少年」と呼ばれているほどピアノが超上手いと有名な黒雫くんが私のクラスに転校してきて！？！？　けど、…

昔、それはもう幸せな恋愛をした。 きっとあれ以上の恋愛はできないと思うし、恥ずかしながら運命というものを信じてしまうほど満たされていた時期があった。 そんな幸せが終わりを迎えた…

雨の中出逢った美しい女の子は、魔女っ子だった。 短歌で繋がる少女たちの幻想ファンタジー百合小説です。 下野みかもさん https://x.com/3kamoshitano の…

クラスで自己紹介が上手く出来ず、落ち込む千穂。 その日の帰り道、見知らぬ女子高校生から突然「こんなもの私が持つ必要なんて全然ないわ。あなたが持ちなさいよ！」と謎のウクレレを押し付…

俺がうたた寝をしている時、偶然聞いてしまった幼馴染の本音。 どうやら彼女は俺の告白待ちらしい。 別に彼女に特別な感情は持っていなかった俺も、だんだん意識するようになって…… 幼…

前世日本人の記憶を持って生まれてきたエステルは自分が生まれ変わったのが乙女ゲームの世界だとは知らない。エステルはいわゆる悪役令嬢だが、何も知らないまま王太子の婚約者となり、魔法学…

本は旅をする。蝶のように羽ばたいて。 『私』は今日も歩く。とある本を読みたくて。 第66回群像新人文学賞応募作。2022年5月末完結。

【3000pv、80フォロワー感謝！】 俺、一也(カズヤ)は長年付き合った女に浮気されてやけ酒し、道をふらふらと歩いていた。 すると、なんだか疲れた感じの美少女がいきなり目の前…

中学生・藤原慶太は塾の帰り道に、雨に濡れる不気味な女と遭遇する。「……あなた。私と同じね」と女に言われ、そのまま慶太は忘れていたが、雨の夜に再び女と遭遇する……。 【妖神（マガ…

（「小説家になろう」「NOVEL DAYS」でも掲載しています。「念力」「ペンギン」「残業」というお題の三題噺で書いた短編です）

「きみからのプロポーズ？　あれ、ほとんど人質使った脅迫だったから、今思い返せばちょっと面白いよね」 「だろう。おれは陽気で面白い男だからな」 「その表情筋死んだままなドヤ顔は面白…

冴えない、モテない、いいとこ一つもない俺が。 初詣で恋愛成就の神様に『女の子にモテますように』とお願いしたら……。 双渡瀬良太（高２）はクラスで一番の美少女、白川いのりに恋をし…