「4！ 百合」を含む小説

ここは２人のセリフと音で産み出される世界。 社会人として働く２人の同居生活は、毎日毎日くだらない話ばかり。 そんな話から生まれる音も様々で、時には擬音も…。 まるで毎日が４コ…

　高校2年生の楓と蕾は、幼稚園の頃からずっと一緒の親友同士。 　蕾は楓に、恋の相談をしていた。学校で一番人気のある雪代先輩のことが好き。でも勇気が出ないから応援してほしいと。 　…

オラオラ系吸血鬼の女～紅 真～ 下肢の筋力ならだれにも負けない武士道の女～大和 撫子～ 風で人柄が分かるクールなプロペラの女～風祭 嵐子～ 残酷なほどお節介なセロハンテープの女～…

「殺伐感情戦線」の「祝福」参加作品です。 今日は大好きなこころの誕生日。チョコレートの誕生日ケーキを用意して、祝福しよう。

7人しかいない、奈良夢ヶ丘少年少女合唱団の小学生たちが繰り広げる笑ったり、悩んだり、悲しんだりする物語。 登場人物 -渡瀬　雪 （女6年）-田中　智（男6年） -中尾　詩織（…

マキナは小さい頃から機械が好きだった。 人間が嫌いだったわけではないけど、好きになるってことに対しては人一倍鈍感で。 「ちゃんと、誰か好きになれるといいね」 幼馴染のユーリにそ…

動物を飼うことが倫理規定によって禁じられた、未来の世界。 人々は、アンドロイドを飼っていた。 「どうして博士は、私を引き取ったのですか？」 感情を持たないはずのアンドロイド。 …

　精神干渉魔術を専攻する魔術学院生ルピスは、同級生であるピアニーをひそかに愛していた。しかし彼女はまた、過去の経験から誤解の余地のない伝え方にこだわっていて、なかなか思いを伝えら…

小学4年の頃。私は彼女に告白された。

「里芋は茹でて食べるだろ！？」 「いやいや、焼いたほうがいいんだよ」 「じゃあ、生で食べるん！」 「「無理だろ」」 日知槍島。 それは人口50人ほどの漁業が盛んな小さな島。 「お…

教育文化学部に所属する大学2年生の照美（てるみ）は、小さくてかわいらしいその容姿からひとりでいると知らない男の人に話しかけられることが多かった。 「大切だと思えて、大切だと思って…

※ 2021/4/17 改稿版 公開 【殺伐感情戦線：第19回 お題「幸福」】 　”私”は就活をサボり親の脛をかじりながら漫然と日々を過ごしていたが、周囲が移ろうのに焦燥を募ら…

「殺伐感情戦線」の「救済」、参加作品です。 4月も目前、季節外れの大雪が降り注ぐ中で、家出をしてきた少女・春雪と出会った「わたし」。凍えそうな彼女に同情し、彼女を家に招き入れる…

「殺伐感情戦線」の「穴」、参加作品です。 幼いころ、半年だけ一緒に暮らした義理の姉に、半ば無理矢理開けられたピアスの穴と、そこにつけられた涙型のアクセサリーを外せずにひた隠しに…

「殺伐感情戦線」の「贖罪」、参加作品です。 閉鎖的な因習、『教導』と呼ばれる聖職者の教えに従って生きるとあるコミュニティ。その住人だったテレーゼは、ある日別の教区からやってきた…

「殺伐感情戦線」の「霧」、参加作品です。 山の奥深くのとある村。かつて若い女性を生贄に治水を行っていたというこの村には、今でも「治水」の風習が残っている。それを執り行う「雨務」…

「殺伐感情戦線」の「髪」、参加作品です。 想いをよせる相手・麻衣が、自分の妹とキスをしている場面を目撃してしまった「わたし」。教室で彼女に詰め寄り、激しく彼女を求めるのだが……

フリーターの柳瀬真由は、勤め先の喫茶店と契約更新するかどうかの瀬戸際にいた。 仕事に不満はない。店長も客もいい人揃いだ。 けれど、自分は本当にここで必要とされているのか――悩む真…

高校2年生の西塔惠美（さいとうえみ）が何よりも誰よりも大切なものを失って早数ヶ月。惠美はその喪失感から抜け出せないでいた。重い身体と苦しい心を引きずって惠美が訪れた先で、彼女は年…

「異世界人と言葉が通じるのは、私だけ……！？」 超常の業「魔導」により発展した魔導大国はある日、国ごと異世界へと転移してしまう。 転移した先で待ち受けるのは、未知の大陸と異世界…