「言えなくて 短編」を含む小説

始まりはよく覚えていない。気が付いたら、そのイザコザは始まってたんだ。 野次馬共が盛り上がり、魔法使いの俺と、筋肉バカのソイツの闘いはヒートアップ（？）していった。 追記 「本…

「……ねえ、親には今夜は真紀の家に泊まって来るって言ってるの。だから……」。この言葉で始まった彼女との深夜のお散歩デート。目的地は、もちろん自分の住むアパート。無論、やることは一…

幼馴染のリコは一言で言えばヤバいやつ。今日もまた混ぜたら危険な気持ちをぐちゃぐちゃに混ぜて垂れ流している。

浴びる程に降り注いだのは、愛の証と言えなくもないもので。 とはいえ、程度はあるものです。 ※KAC2023 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023～　お題2…

ぬいぐるみが好きだって周りには言えなかった。男がぬいぐるみなんて変な目で見られるから。 でも、そこから始まる何かが――

しょ、しょうがないじゃないか、あの時のことって。あの時って、あの時って、ええと、えーっと、何だっけ？ああ、そうだ！あの時って、あの時って、アレがあったじゃないか！えっ？何があった…

俺は軽部忠司。どうやら異世界転移したらしい。こちらの本屋の副業で、俺はどうにか元の世界を目指す。 追記 「イザコザ」と、「禁書探しの依頼」の話とつながりました。時系列で言えば、…

蒼天已に死す──では、次に立つ天は？ おれはお前を信じてるんだよ。それできっと、だからあいつも。 曹操と、荀彧と、夏侯惇のおはなしです。

　某男子高に通う、パッと見は不良寄りと言えなくもない茶髪の派手め男子南城矢萩と、真面目を絵に描いたような黒髪眼鏡の神田夜宵は、家がお隣同士の幼馴染みである。 　見た目も性格も真逆…

　本末真夜は、たった一人、自分だけが自分に双子の妹がいたことを覚えている。確かに、真夜には朝陽という双子の妹がいたのだ。けれど、みんながそれを忘れている。みんな、朝陽なんて居なか…

痴呆の祖父を母と共に看ている僕は、逃げ出した夜の中で中学時代の同級生と再会した。 泥沼から逃れるように昔遊んだ空間に閉じこもった二人は、寄り添い、寄りかかり合う。 揺りかごで眠る…

「さぁ、願いを言え。どんな願い事も10分の１だけ叶えてやろう！」 と、神龍に言われた勇者。 悩んだ末に決めた願い事とは……

　俺は高橋優斗（たかはしゆうと）。今年高校生になったばかりの、どこにでもいるような男だ。そして、俺にはひとり、幼馴染がいる── 　私は茜沢仁那（あかねざわにな）。今年高校生にな…

幻影。 それは見えるが形を持たないもの。無いのにそこに在るもの。虚実。 ただあるものもあれば作り出されるものでもある。 幻影はただの影。 人には考えもつかない。認識の及ばないも…

シーンごと、視点ごとに1話分を構成した読みやすさに特化した短編作品。 すれ違う感情は熱で溶かして、言えない感情も混ぜて、固めれば、ほら。 やっと形になる2人の恋愛。それはまるで…

　どうも、転生した元龍神です（むっちゃ封印されてるけど笑笑）。 　神だった前世では色々ありましたが、転生した先は全く別世界の現代魔法世界。とりあえず世界が滅びそうな危機もないので…

※ あらすじを読んでも、本文とはほとんど関わりはありません。多分。 この物語は短編です。 「そんな事、出来るわけないだろう！！ 」 僕の言葉で全てを変えてしまったキミがいる…

今もなお膨張を続けている宇宙を調査し開拓する、宇宙開拓連合。 様々な星系の様々な種族が参加しているこの連合の本部には、若い勇士たちの教育の場が設けられていた。 ある日、宇宙…

ペテロはごまかす時にいつも「テヘ！」と言うので、とうとうテヘペテロと呼ばれるようになりました。 「テヘ！」と言うのと同時に舌を出して「テヘペロ！」と言えばテヘペロペテロになります…

　栗原まどか。通称クリちゃん。出産フェチで、他の女性が出産している所を見たり想像したりとか、自分が出産している所を想像しながらでないと絶頂に達することができない。 　まどかは人…