「短編/掌編/ショートショート」を含む小説

負けた僕が「あの人」の場所に帰る話です。

窓の外の暗闇に閃光が走り、２秒ほど後に雷鳴が轟く。(近いな)湯地慶彦は心の声で呟き、僅かに警戒する。しかし、その後は閃光が走る事も雷鳴が轟く事も無かった。その内、強めの雨が降り出…

人人人人人人人人人… 1分で読める超短編

5分で読めて背筋が凍るホラー短編 今を生きる普通の人たちに降り掛かる"異常"と、その"収束" ーーーー 「カクヨム」で同時連載中 ｰｰｰｰ 「小説家になろう」で同時連載中

ランダムに提示されたお題に沿って、20分間1000文字で書いたショートショート集です。

死んだらどうなるんだろう… 1分で読める超短編

アルバイト先で出会った同い年の彼は、ほんのチョットだけヘンな人だった。

人はどこまで馬鹿になるのか。 1分で読める超短編

議員の清廉潔白さが求められる昨今、当選したわたしも例外ではない。 公表すべきことがある。

危機一髪に対して保険金が支払われる保険ができた。 加入してみたものの……。

ショートショートです。

あたしは人の考えが分かる 迷ってる人がいたらちょっと後押ししてあげる とっても親切でしょ

元天文学部の２人が、屋上で初日の出を待ち構えるSF掌編です。 ※短編賞創作フェス参加作品。お題は「スタート」

夢の中のサラダはしっかりとした日本語を喋っていた。サラダとは克己が小学生の時に飼っていた雌の柴犬の事だ。「ペットは絶対に駄目よ」と拒否する母親を１年以上も説得して、やっとの思いで…

昔々、南の島にトゥクという１３歳の少年が居た。トゥクの母はトゥクを出産した日に亡くなり、トゥクの父は２年前に漁に出た切り帰らぬ人となっていた。トゥクは伯父に漁を教わりながら、父が…

世界を終わらせた《大災害》。退廃した生活は更なる二次災害を呼び、混沌と化す。そんな世界で生き延びている「私」。【憧れの人】から言われた言葉を反芻しながら、隔離された生活を虫籠の中…