「発行」を含む小説

呪殺代行。それは依頼人に代わって儀式を執り行い、対象者に呪いをかける代行業者である。その儀式の実態は、呪殺証明書を発行するための無意味な手続きにすぎない。しかし、とある呪殺代行企…

優等生の波多野はひとを殺してしまう。 死体の前で途方に暮れていると、クラスメイトの月瀬が現れ、「助けてあげようか？」と甘くささやく。 毒をはらんだ美貌にひるみつつも、月瀬の手を取…

読んだ本の題名：知ってはいけない２ 著者：矢部宏治（講談社現代新書、８８０円税別） 発行：２０１８年１１月１３日第１刷 対象読者：安保条約と密約について関心のある人、もしくは、…

【お知らせ】 令和３年３月１１日発行『５分で読書　ちょっとかわった、恋のはじまり。』（カドカワ読書タイム）に加筆修正板が収録されます。 書籍情報：https://www.kado…

ルカという、そろそろ二十三になる男がいました。ルカはただのルカでした。孤児院の出であったからです。 ルカは書き物をして生計を立てていました。小国レイヌに一つきりの印刷所で発行され…

悪の怪物を倒す人とカフェを営む人の話。ほんのり百合。　＊2019年発行の同人誌『春の夜のステラビナリア』収録

疫病に村を襲われ家族を失ったルーカ。たどり着いた町で、彼は“魔法使い”と呼ばれる隠者の噂を聞いた。　＊2016年発行の同人誌『スピラーレ』収録

紋章師として生きる一人の職人の日常短編集。12/2に1～2話公開しました。 2017年に少部数発行し完売した同人誌から一部手直しして掲載。

キュヘレはある特殊な症状に悩まされていた。それは年々酷くなっていく。 いつものように町の治癒院で診察をすると、治癒術師は顔を曇らせてこう言った。 「もう、ここではその症状を治療で…

おばさんを訪ねて山間の町にやって来たヨアン。深い緑の瞳をもつリッケと出会い、次第に親しくなるが……　＊2016年発行の同人誌『スピラーレ』収録

人の言葉がすべて「言霊」として目に見えて、さらに手で触れることができる「言霊揺らし」と呼ばれる人の日常エッセイ風短編。11/21に1～4話公開しました。 2017年に少部数発行…

読んだ本の題名：ひとりメシの極意 著者：東海林さだお（朝日新書、９１０円税別） 発行：２０１８年１０月３０日第１刷 ふたつの話を抜かしていたのに気が付きました．追記と云う形で書…

＊2019年発行の同人誌『春の夜のステラビナリア』収録

「オオカミ刑事の反乱」 （2015/05コミティア発行済み） 新米刑事の白川は、憧れの大上刑事とバディを組むことになるが、一匹狼の大上とは一向に行動を共にすることができず… ※…

ルガンバーダは幼くして盲目の呪いをかけられた。とっておきのものをくれてやろう、と魔女は嘯いた。 光を映さぬ瞳と共に、ルガンバーダが生きていく。 神へと祈れ、この身に祝福を。 2…

創作FT世界“第二紀アリューザ・ガルド”におけるファンタジー短編。本作品のみで完結しています。 2006年発行の創作小説アンソロジー『Moon Clock』に寄稿しました。（頒布…

今まで一次創作の同人誌として発行したもの、あるいはコンテストに出品したものの再録です。短編小説集というていでお楽しみいただければ幸いです。

読んだ本の題名：帝国化する日本 副題：明治の教育スキャンダル 著者：長山靖生（ちくま新書、８００円税別） 発行：２０１８年９月１０日初版

読んだ本の題名：日本が壊れていく 著者：斎藤貴男（ちくま新書、８２０円税別） 発行：２０１８年９月１０日初版

「通学路には、誰にも知られることのない秘密があるんじゃ」 高校入学一ヶ月前に亡くなったじいちゃんが残した言葉。その真意を探し続けていた秋山大輔は、高校二年の九月になっても答えを…