「ホラー×ミステリー 短編」を含む小説

小学校を初めて休んだ日、六年生のシュクコ（森育子）は、大好きな幼なじみ・千夏（橘千夏）と一緒に塾の体験授業へ向かった。しかし、そこで怪物のような醜い凶暴女・オチカ（本橋落下）に襲…

自分の小説が一向に評価されないことから、真実に目覚めた男の近況ノートです。

春の終わり、草木溢れる森に迷い込んだ『私』…焼け跡の集落を彷徨く謎の少女。存在しない記憶…暗い土着信仰。 斜陽を背に煌々と輝く湿気た花火は何を照らしているのか。

名探偵の活躍と記述者、「私」にまつわる物語を連作短編形式でお届けします。アリバイ工作や交換殺人、人体“消失”に密室トリックに犯人特定ロジック、そして「このトリックを使っていると紹…

ああ、なんという皮肉か。 毒リンゴを食らった白雪姫のもとに現れたのは王子様ではなく、道化の化粧をした一人の怪人であったのだ。 最近、街はおぞましい事件のニュースでざわめき立っ…

なぜ彼はスーツで海に浸かっているのか。 なぜスーパーで買ってきたものを海に投げているのか。 ＠マーク以下が解答編です。5分で読めます。

カメラマンの男はライターの同僚とともに取材先の農場に向かう途中、急な夕立で視界を失い乗用車のタイヤが側溝に嵌ってしまった。二人は仕方なく近くの集落へ助けを求めるが、その村では年に…

天体観測に行ったのに、空は曇天で星ひとつ見えない。 そんな彼らには何がないのか、当ててください。5分で読めます。

午前4:44に異界への扉が開き 取り込まれるとゲームに勝つまで帰れない 毎ゲームごとにポイントが付与される 異界に繋がるところは完全ランダム 人間が通れる大きさならどこでも繋がる…

　ある男性教師が自殺を図っていた。そんな時、目の前に狐の面をつけた法被姿の男が現れ、カタヌキを差し出してきた。 　成功すれば死んだ人に会える。その言葉で興味を示した男性教師は、あ…

ウェブ小説で一旗揚げてやろうと目論む『私』は、深夜の執筆作業中にどこからか響いてくる重低音を耳にする。夜毎聴こえてくる音に苛立つなか、中国人オーナーの何事かを口汚く罵倒する声に『…

人の夢ほどつまらない話はない。だけど、不思議な話は面白い。自分が今まで見てきた夢の世界をここに綴る。だから、何？そう思うかもしれない。けれどこれは、一つのフィクション物語という意…

私はツツジの花を見るたびに、十年前のことを思い出す。 その恐ろしい記憶が、本当のことなのか、あるいは私の願望がつくり出した幻なのか――今の私には分からなくなっていた。 恐ろしくて…

私は映っているアイドルをとても愛している。歌っている姿、笑顔、全て私のためだけに向けているようだ。 私の為に歌ってほしい。私だけにいろんな姿を見せてほしい。 実は――

今日もランチタイムの学園放送は楽しく弾けた二人のトークショーが繰り広げられていた。

洞窟の謎を解き明かすため、調査を続ける桜庭。 平穏な日々を送る大場。 ある日、大場のもとに「洞窟のルールが変わったかもしれない」という情報がもたらされる。

怪力を誇る与一、全身防護服のトッコ、特殊捜査官のクニ子とクニ夫。 彼らの目的はただ一つ、校舎に取り残された中学生を救うこと。

　とある山小屋に泊まった十三人。お互いの相棒以外は初対面。 　次の日の早朝。一人部屋に泊まっていた女性が他殺体で発見される。ナイフでめった刺し。どれが致命傷か分からないほど。 　…

　城塞都市『ニエルティ』の東には『チェスティングの森』が広がっている。 　ある時、森で仕事をしていた7人の木こりが行方不明になってしまった。一体、昔から恐ろしい噂の絶えない不気…